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内容説明
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国土地理院がつくる2万5千分の1地形図は、わが国のようすを土地の高低もふくめて正確に表した地図です。すべての民間の地図のもとになる地図でもあります。かならず等高線が描かれているので、ぱっと見、複雑そうにみえるのですが、地上の風景の面積や長さ、高さを知りたいときには欠かせません。本書では、ある意味「最強の地図」ともいえる地形図ならではの情報を読み取る技術を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
117
2018/8/18 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2020/7/2〜7/7 登山に読図はつきもの、ということで買ってみた。前半は良かったが、後半は山から離れてしまったこともあり、ちょっと冗長な感じ。 2020/07/07
Koning
30
地図の専門家による地図の見方。等高線は語ると大きく書いてある通り等高線の見方について実例を挙げつつ教えてくれる良書。実際1:1,500とかでも山奥の地形図って大事なんだけれどあてにならんという恐ろしい罠があるので色々と本書で語られる大事なことにものすごく実感を持っちゃったりしてますよ(汗2018/09/09
パリティ。
8
地図は基礎的な技術であるために応用が効く。2022/08/22
月をみるもの
8
2013年版では "おおげさに表現すれば、電子国土基本図で公開されている地図は、従来の紙地図と比べると「地図もどき」の状態であって同列では考えられない" と仰っていたのだが、今年出た新装版では "電子国土WEBのことは、本書では紹介程度ですが、デジタル地図のベースとなった紙地図で得られる知識をもとに、デジタル地図を使いこなす楽しさも知ってもらえることを願っています" と、だいぶマイルドな表現になっている (^^:) 2018/10/08
金監禾重
5
地図の本は何冊か読んだが、ほかの地図好き、地理好きとは一味違う。国土地理院の紙地図に対して、好きを通り越して強いこだわりを持っている。地理院地図は限られたスペースに標高を含む多数の情報を盛り込んだ素晴らしいものだが、もちろん欠点もある。逆に民間地図は一般利用者の需要に特化して細かい等高線や基準点などが無い代わりに、店舗や観光の情報があるのが利点だ。著者はそれを「おせっかい情報」と表現する。おもしろい地図観である。もちろん肝心の「読み方」は詳しくわかりやすい。2019/01/21