内容説明
ジェロントロジーとは、高齢化社会のさまざまな課題を解決することを目的とする学際的な学問。体系的な学びを通して、自分の生き方と社会のあり方を変えていく。今なぜジェロントロジーが必要なのか? 異次元の高齢化社会を生きるための「知の再武装」とは? 現実と向き合い、知的格闘を続ける著者が熱く語る、新・学問のすすめ。
私は「高齢化によって劣化する人間」という見方を共有しない。もちろん、老化による身体能力の衰えを直視する必要はある。だが、人間の知能の潜在能力は高い。心の底を見つめ、全体知に立ってこそ、美しい世界のあり方を見抜く力は進化しうる。「知の再武装」を志向する理由はここにある。
──(「序 ジェロントロジー宣言」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
32
Gerontologyは、老年学。Geronは老人・高齢者を意味するギリシャ語。WWⅡ大戦後にアメリカで生まれた学問体系の名称(13頁)。市民大学院で奄美学の富澤先生を通じて私は教えていただいた経緯がある。藤野厳九郎(ふじのげんくろう)は1874(明治7)年に越前、福井に生まれた(73頁)。旧福井藩士の野坂源三郎の私塾に通い、漢籍、算術、習字を習った。魯迅との交流。ジェロントロジーとは、定年退職後30~40年間生きねばならない100歳人生の時代にあって、高齢者を社会参画させ活用する 2018/10/07
入道雲
13
会社を定年退職したら、のんびりと暮らしたい。なんて言うのは、夢物語。ひとり一人が自分の生き方を本当に考えなくてはならない。そのためのヒントがある。二十歳の方にも読んで欲しい。なんせまだまだ80年も生きるかも知れないから。会社や政治は個人を置いて成長し変貌してしまう。2021/11/25
おせきはん
13
人生100年時代を生き抜く方向性として、農業、観光、NPO・NGOでの社会参画の可能性に言及されていたことには納得感がありました。自身のこれまでの経験や関心をもとに何ができるか、何をすべきか、将来に向けて少しずつ考えていこうと思います。2018/09/09
舟江
8
人生100年時代を迎えて、残りの35年をどう過ごすか、数字を持って提言している。すでにご活躍さてている方には不要な本だと思う。How to本ではないので、腰を据えて読まないと、身に付かない。2019/07/30
まこと
5
自分と家族の経済生活の展望を確立させるための「カセギ」と社会への貢献「ツトメ」。「ツトメ」を果たすにはスキルも必要で、生涯を通じてどのように「ツトメ」を果たせるためのスキルを向上させるかが大切。2019/11/12
-
- 電子書籍
- 見捨てられた生贄令嬢は専用スキル「お取…
-
- 電子書籍
- NHKオトナヘノベル 恋愛トラブル・ス…
-
- 電子書籍
- やりすぎ女図鑑<分冊版> 1巻
-
- 電子書籍
- 750ライダー【週刊少年チャンピオン版…
-
- 電子書籍
- がんばれ!キッカーズ(6) てんとう虫…