平凡社新書<br> 江戸の目明し

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平凡社新書
江戸の目明し

  • 著者名:増川宏一
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 平凡社(2018/08発売)
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  • ISBN:9784582858877

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内容説明

時代劇・小説でつねに活躍する目明し。しかしその実態は、悪を捜査し制裁する正義の味方とは相当かけ離れたものだった。犯罪者が目明しになるという驚きの事実を克明に解き明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

22
江戸の街の治安を守るのには与力や同心では足りない為、目明しや岡っ引きと呼ばれる一応は改心した元犯罪者や裏社会に通じた町人を雇って補っていたがその実態というか…違法賭博の主催に職権悪用の強請り、冤罪のでっちあげと悪事の数々が酷い。それを抑えるべき同心にしても不正行為に手を染めているのが始末が悪い。必要悪の側面はあったろうが目明し・岡っ引きのイメージが相当暴落した一冊であった。2026/05/10

bapaksejahtera

12
著者は将棋等盤上遊戯や賭博に関する書を多数著し、特に法政大学出版局からのシリーズは有名。私も幾つか読んだし蔵している。本書は90近い高齢になって著した物で、慶賀至極である。内容は目明しや岡っ引きという社会の寄生虫の実態叙述というより、その社会背景としての天保改革についての記述が多い。この分野では嘗て中公新書から出た阿部善雄著「目明し金十郎の生涯」の方が地方のヤクザ者の史料ではあるが優れているように思う。時代劇は可笑しな場面ばかりで私は見ないが、著者はヒーローとして描かれる岡っ引きに我慢できなかったようだ。2021/01/21

フク

6
銭形平次に代表される時代劇や時代小説の岡っ引幻想を打ち砕くには十分な現実。でも、親分さんといやあ博奕くらいやってるイメージだったぞ2018/10/27

スプリント

5
ネタが集まらなかったのか、目明し以外のパートが長いです。2018/09/24

spike

4
常識と思っていることがいかにいい加減か、目明しならぬ目からウロコの一冊。私たちは当然銭形平次に始まる捕物もの小説ドラマ映画舞台で先入観が刷り込まれているし、なんとなく江戸時代のはじめからあった制度なんだろうくらいにしか考えてないはずだが、これは驚き。2018/10/07

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