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内容説明
心の迷宮からの帰還――
それは、とびきりの愛妻物語でもあった。
作家、重松清氏が絶賛し、
話題になったうつ病体験記
『新装版 うつから帰って参りました』が
待望のコミック化!!
『私をスキーに連れてって』『宇宙船サジタリウス』
『僕らはみんな生きている』『病院へ行こう』など、
80年~90年前半、
数々のヒット作を生み出した脚本家、一色伸幸氏が、
人気絶頂の最中、突然「うつ」に。
うつは心の風邪なんかじゃない。心の「がん」だ!
細胞が肉体を滅ぼそうとするのが「がん」なら
心が自分を殺そうとするのが「うつ病」だ。
と自身の経験を通して語る著者。
繰り返される奇行、
無気力と突然湧き上がる自殺願望。
その壮絶な「うつ」との闘い、
それをありのままに受け止め、
献身的に支え続けた妻の姿を
描いた、感動の「うつ体験記」です。
今、「うつ」で苦しんでいる人も、
うつ病患者の近くで悩んでいる人も必読です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フクミミ
7
まわりにうつの人が普通にいる世の中ですが、本人はともかく家族を含めた周りの人が大変そう。一番つらいのは本人だとわかっているのだけど、受け止める度量を試される。2020/11/03
抹茶モナカ
6
図書館から借りた。なんか、良かった。2024/09/08
だまし売りNo
6
著者は、うつ病を「心のかぜ」ではなく「心のがん」と表現します。「心のかぜ」との表現は、うつ病が誰でもなる自然なことという認識を広めることに貢献しました。しかし、「かぜ」とすると、すぐに治る、放置しても治るという誤解を与えてしまう危険もあります。「根性で治せ」という精神論根性論を完全に根絶できない恐れがあります。やりたくないことをやらせないことが大切です。 2018/10/14
ぷりたかま
3
★★★★★2019/02/07
鈴木誠二
1
『うつから帰ってまいりました』の漫画版であり、後日談的要素もある。個人的には『うつヌケ』は辛くなって途中で読むの辞めたが、こちらは最後まで読めた。やはり語り口の上手さと「うつ」が重くなった時の症状が著者のうつ状態と近いことも影響しているのかもしれない。2019/12/14