内容説明
主人公のほとんどが、剣士もしくは魔法使いであるファンタジー世界において、弓を主武器とする「アーチャー」は、地味な役回りを与えられていることが少なくない。しかし、史実における弓は、銃火器が登場するまであらゆる武器を凌駕する戦闘力を持ち、さらにその優秀な使い手は、戦局を左右する重要な存在だった。本書では、弓の名手のエピソードだけでなく、弓という武器と人類の歴史の結びつきまでを紹介していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
木倉兵馬
1
名射手と弓矢を扱った本。タイトルのとおりですね。名射手の話は実在非実在入り混じっているものの興味深かったです。とはいえ、まだまだこの世には知らない名射手の話があるかもしれません。弓自体の解説もなかなかおもしろく読めました。2020/08/05
あきら
1
本当に!このシリーズは!!ファンタジーに関する事柄なら何でも取り揃えてますね!! 弓萌としては垂涎の一冊でした。これであなたのアチャキャラが輝く!2014/09/03
宵子
0
世界にまつわる射手についてまとめたもの。伝説上の人物や実在の人物問わず掲載されている。だが、この書籍が最も有益なのは、上記の伝説ではなく、古今東西の弓の形状、民族語との弓の違い、性質や威力の違いをまとめ、比較した弓矢小事典であると私は思う。2008/09/20
ushjszidxkskils
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第三部の弓矢小事典がユーチューブなどで弓矢の動画を見ているだけでは分らない事を解説してくれていて特に参考になりました。あと失礼ながら文筆業の人と言うのはやはり凄いなぁ良くここまで調べるな~と新紀元社のトゥルースインファンタジーシリーズに対する自分の雑なイメージが改まりました。2022/01/02