新紀元文庫<br> 中世騎士物語

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新紀元文庫
中世騎士物語

  • 著者名:須田武郎【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新紀元社(2018/08発売)
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  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784775309971

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内容説明

中世盛期のフランスに生まれたジェラールという架空の人物を案内役として、騎士の本当の姿を語っていく。騎士についてだけでなく、彼らが生きた中世ヨーロッパがどのような時代であったかについても紹介し、さらに武器や戦術といった要素も詳細に解説している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kasim

33
12世紀の騎士の日常を取り巻く諸々を数ページづつの項目で解説。このシリーズは昔何冊か読んだけど、ゲームの副読本以上ではない印象でした。が、この本は易しくしかもきっちり書かれていて、歴史の入門書としても良い感じ(鵜呑みにしないで、という著者の誠意ある断りつき)。武具や紋章など視覚的な情報が多く、特定の会戦の説明が細かいのは成立事情の影響かな。領主の外征について行く時は四十日以上の義務はないとか、12世紀までフランス王家は王都を持たず行幸して回ったとかいうのも興味深いです。2019/05/02

鐵太郎

7
ファンタジー世界とか中世に興味を持った人向けの、初心者から中級者向けの騎士ものの歴史解説。ジェラールという架空の人物を据えてその生涯を追うかたちでこの時代と、前後の中世の何百年かを描いています。ジェラールに個性がなさ過ぎるのがアレですが、手法としては面白い。2013/11/23

Saiid al-Halawi

7
架空の騎士ジェラールの生涯を追いつつ、武具とか楯章とかトーナメントとか叙任式とかモットとかキープとか、絵図もたくさんで色々解説してる。「よいかジェラール、我々は(ry」2012/10/02

ファーラス

6
小説だと思って手に取ったが、架空の主人公を添え物と割り切った、がっつり中世欧州の世界観解説本だった。一応物語とついているので登録。内容は十字軍の時代をメインとしつつも、解説は前後に幅広くとられ、華やかな近世の影にかくれるような中世の騎士たちの素朴な世界観を描き出す。世界史の教科書よりは断然深く雑学的で、しかし読み口は真面目かつ、その範疇では優しい方。教科書の次に読みたい「深める」本。研究本と読み物のいいとこ取りを果たしている研究入門者向けの傑作だろう。本邦的に一味違うリアルな創作を志すなら、栄養になる。2018/06/25

シャル

6
以前に通常サイズ版を読んでいるので再読という形。一人の架空の騎士、ジェラールの生涯を軸にして、騎士という生き方、土壌、時代背景の真実を解き明かしていく。このシリーズらしく、一つ一つの項目は短いが多岐に渡り、紋章や教会との関わりまで解説されていて、多方面から現実の騎士への興味をかきたてられる。まさに、ファンタジーから現実の歴史への興味の呼び水となる入門書。2012/03/18

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