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内容説明
「赤字でも株価が下がらない仕組み」「驚異的なアマゾンのキャッシュフローはどうやって可能にしているのか」「採算を度外視してまでもサービス過多なのは、ライフスタイルに入り込みたいから」「アマゾンの真の凄さはテクノロジー」など、元マイクロソフト社長が最新の経営とは何かを説明します。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
361
興味深い内容がふんだんに盛り込まれていた。勢いのある企業の解説本は、旬のうちに読むと時代感とリンクして楽しめる。都合のいいところにばかりスポットをあてるので、翳りが見え始めた途端に関連本まで一気に陳腐化してしまうという側面もあるが、それにしても現状Amazonは強いと思う。横の関連業種にアメーバのように浸食していく様がわかりやすく説明されており、今になって思えば、Amazonというネーミングもこれしかないくらいにはまっていると感じた。株主の反乱が起きた時が大変なことになりそう。2021/02/11
mitei
265
Amazonがどのような会社なのか、イメージしか分からなかった会社の概要が見えた気がした。2018/12/14
『よ♪』
139
怖いな。。『Death by amazon』という言葉があるらしい。amazonに喰われて死につつある企業達を指すのだが"喰う"にも二種類ある。『業績(シェア)を喰う(倒産)』『企業そのものを喰う(M&A)』の二つ。amazonは何の会社?ネット通販?実はネット通販は売り上げは大きいが赤字事業。既に"世界最大のクラウドサービスの提供会社"である。利益よりもシェア拡大を重視。利益の再投資と多角化で世界規模にまで成長。そして更に巨大化を続けている。"洗練された未来をデザイン"…代償に皆喰われない?怖い怖い。。2018/11/18
えちぜんや よーた
98
GAFAが政府に納める税金が少なすぎるという批判をよく聞く。だが政府は徴収した法人税を上手く分配できるのだろうか。リバタリアン的な観点からすると、少なくともAmazonはそれほどたくさんの税金を納める必要はないと思う。なぜなら儲かった分は惜しげもなく投資につぎ込み、赤字が出ても投資の姿勢を崩さない。その投資は物流を活発にし、雇用を産み、周辺地域の経済に貢献する。本書では、政府が法人税の収入をあてにして無責任な経済政策を行うより、Amazonにお金を使わせた方が優れていることを示している。2019/02/23
アベシ
96
ローマ帝国にも擬せられるアマゾン帝国。アマゾンは一日にしてならず。これまでに地道に築き上げた兵站は一朝一夕には真似はできない。帝国と呼ぶに相応しい堅牢なものだ。その物流システムから繰り出される、革新的なサービスは死者のリストを累々と積み重ねている。また、AWSというクラウドサーバーのサービスがアマゾンの利益を支えているが、このサービスこそアマゾンの核心的なサービスである。2019/04/29