内容説明
え、あたしがフランス王妃とかwww ウケるってかんじなんですけどー。1774年5月10日、ルイ15世が崩御し、夫・ルイ16世が国王に。だが、アントワネットへの世間の風当たりは強まる一方だった。取り巻きたちとの夜遊び、膨大な服飾費、授からない子ども、根も葉もない噂。そして、本当の恋。だが革命が起こり、すべては終わる――。王妃の最期の言葉に、涙があふれるクライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
225
マリトワ日記の後編です。この本はかなり面白かった。特に後半。最後なんて秀逸すぎる!こういう本大好き!最後は誇りを持って前のめりでいきたいですね♪この本、最初、結構きついなって思ってましたが、こりゃあれだわw「同属嫌悪」w今になっては私も吹っ切れましたよwちゃらんぽらんで何が悪い!周り敵だらけだけどだからなんだ!ケケケって笑って生き抜いてやるわ!あと大衆に関する考え方も面白いですね。確かにと思いましたけど、でも大衆って扇動しやすいよ?あ、ルソーを読もうと思います♪それとHNを由来のものに変更しちゃいましたw2018/10/22
milk tea
140
ついに読み終えてしまった…。悲しいとかそれだけじゃない力強さがあった。ルイ16世の戴冠式、ルイ16世の処刑前の家族との顔合わせ、気持ちを察すると胸の奥が痛くなります。フランスが変わったし、女性の地位も上がった。トワネットがその道を作ってくれたのかもしれない。この本は何度でも読み返したくなると思う。トワネットのことは、みんな忘れないよ〜。2018/10/31
逢日
138
どんどん革命の足音が近づいてくる。ロゼからの急降下。この本ではフェルセンとはプラトニック寄り。うるさいな…に悶えた。後半はボロ泣き。2019/01/18
ででんでん
120
マリア・アントニア・ヨーゼファ・ヨハンナ‼最初から最後までかっこよかった。例えば宇喜多直家の娘たち、16歳で嫁いだ和宮さん、そして女性だけではなく、ルイ16世だってそうだ。まだ子どもと言える年齢で、自分で選べるはずもないエレベーターに乗せられ、前に、上に、進んでいくしかない日々。女王になる人は限られているが、自分で選べない人生は昔から星の数ほどあっただろう。彼ら彼女らが、みずみずしい感情を持っていなかったはずはない。そう思わせてくれるトリコさんの手腕がすごい⤴大好きな大切な作品。読めてよかった…ありがとう2019/11/14
あかは
118
私は彼女のことを何も知らなかった。史実に基づいたフィクションであるとしても、最期の彼女もルイ16 世も立派だった。すごく見る目が変わった。参考文献がたくさん載っていたので、他の本も読んでみたい。 この本を読んで本当によかった。2019/01/04