―<br> 会計探偵リョウ・ホームズ

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会計探偵リョウ・ホームズ

  • ISBN:9784040697307

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内容説明

舞台は19世紀末ロンドン。ベイカー街の一角に「会計探偵」なる看板を掲げる事務所があった。その主は男装の麗人、リョウ・ランカスター。彼女は英国人の父と日本人の母を持つ黒髪の美少女だ。リョウは“お金にまつわる事件”が専門の探偵である。
父親から教わったヨーロッパ式《複式簿記》と、母親から教わった日本式《そろばん術》を武器とする。
彼女の相棒を務めるのは、うだつの上がらない青年エラズマス・フッカー。実家からの仕送りを止められながらも、博物館での職を得るためにロンドンでの生活を続けている。彼はとある事件をきっかけに、リョウとの同居を始めた。
公認会計士制度が十分に整っていないこの時代。通称“ホームズ”とよばれる美少女と、彼女に振り回される“ワトソン”青年は、何とも不思議な関係を保ちながら会計事件に挑んでいく。
きっと貴方も《会計学》に興味が出る!? ロンドンを舞台に繰り広げられる会計ライトミステリー、ここに始まる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

35
ベイカー街が舞台の会計小説。そこまで会計してないので、 帯の山田真哉さんを見て手に取った者としては物足りない感じはありましたが、学習的要素を入れて未知の分野を知るというレーベルのコンセプトとしては、作中のワトソンと同じくド素人でも理解できる話で良かったと思います。まぁ会計×ホームズってだけで楽しいので良し。お約束の敵役などホームズネタはもちろん、ミンチン先生なんかも出てくるのが面白かったです。主人公の謎など解明されていないのですが、レーベル廃止なのか続きが出ないみたいで残念です。2021/05/31

しぇん

14
博物館の仕事を求職中で無職の青年と東洋からきた男装の美人会計士が19世紀末ロンドンの怪事件を会計で解決していくお話でした。人間は嘘をついても数字は嘘をつかないを信念に解決していく様は見事でしたし、男装していても女性らしさを忘れないヒロインが魅力的でした。モリアーティモデルのライバルは最近多すぎなきもしましたがロンドン舞台ならしょうがないかなとも。続きがあれば読みたいところですが。2018/08/05

宇宙猫

13
★★ 探偵だからとホームズとワトソンのあだ名で仕事をする、切れるお嬢様とダメボンボン。ストーリーも大したことないけど、簿記の説明などはもっといらない。話が終わってないのに1冊だけなのは打ち切りなのかな。2024/03/23

キエリボウシミミズク

2
謳い文句の割にはさほど経理の部分には突っ込んでこなかった気がする。作中のホームズとワトソンは小説の登場人物にちなんでつけられた愛称ということになっているが、あの人物だけ実在することになっているのは何故だ?2018/11/14

リディア

2
お話はいまいちかな。悪くはないんだけど。2章のお話でミンチン先生とでたときすごく懐かしい聞き覚えのある言葉で少公女セーラだ!と思い出した時が一番嬉しかった。お話もセーラをモチーフにしてました。他の話も何かをモチーフにしてるのかが気になったけどわからない。2018/11/01

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