内容説明
「ゆたかな社会」のダイナミズムと魅力の根拠とは何か.同時に,この社会の現在ある形が生み出す,環境と資源の限界,「世界の半分」の貧困といった課題をどう克服するか.現代社会の「光」と「闇」を,一貫した理論の展開で把握しながら,情報と消費の概念の透徹を通して,〈自由な社会〉の可能性を開く.社会学最新の基本書.
目次
目 次
は じ め に
一 情報化/消費化社会の展開自立システムの形成
1 新しい蜜蜂の寓話 管理のシステム/消費のシステム
2 デザインと広告とモード 情報化としての消費化
3 欲望の空虚な形式 または、欲望のデカルト空間
4 資本主義の像の転換 純粋資本主義、としての〈情報化/消費化社会〉
5 誘惑されてあることの恍惚と不安 システムの環としての幸福/幸福の環としてのシステム
6 システムと外部
二 環境の臨界/資源の臨界現代社会の「限界問題」Ⅰ
1 『沈黙の春』
2 水 俣
3 環 境
4 資 源
5 「ブームタウン」。自立システムの限界
三 南の貧困/北の貧困現代社会の「限界問題」Ⅱ
1 限界の転移。遠隔化/不可視化の機制
2 「豊かな社会」がつくりだす飢え
3 「人口問題」の構造
4 貧困というコンセプト。二重の剥奪
5 「北の貧困」。強いられた富裕
6 情報化/消費化社会と「外部」
四 情報化/消費化社会の転回自立システムの透徹
序 「それでも最も魅力的な社会」?
1 消費のコンセプトの二つの位相
2 消費の二つのコンセプトと「限界問題」
3 無限空間の再定位。離陸と着陸
4 「ココア・パフ」
5 「資源消費なき成長」の可能性と限界
6 情報化と「外部問題」。方法としての情報化
7 情報のコンセプトの二つの位相
8 〈単純な至福〉。離陸と着陸
結 情報化/消費化社会の転回
参 考 文 献
お わ り に
二〇一八年改訂版(増補)あとがき
感想・レビュー
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KAZOO
たばかる
万葉語り
壱萬参仟縁
きゃれら
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