現代語訳 歎異抄

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現代語訳 歎異抄

  • 著者名:水野聡
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • PHP研究所(2018/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569702186

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内容説明

『歎異抄』は、浄土真宗を開いた親鸞の教えを、弟子の唯円がまとめたとされている。宗教書の古典としてあまりにも有名だが、「悪人正機」の説の他にも、「たとえ法然聖人に騙されており、念仏のせいで地獄に堕ちたとしても悔いはない」など、誤解を恐れぬ、激しい信仰の言葉に満ちた名文である。永らく封印されていたが、明治以後に公開されると、吉川英治、司馬遼太郎、三木清、吉本隆明、海原猛など、多くの作家や哲学者に評価された。とりわけ、西田幾太郎は第二次大戦末期、「一切の書物が消失しても、臨済録と歎異抄があれば我慢できる」と言い、ハイデガーは「もし十年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったことを知ったなら、私はギリシャ語やラテン語も勉強しなかった。日本語を学び、親鸞の教えを聞いて世界中に広めることを生き甲斐にしたであろう」と言ったという。わかりやすい現代語訳、大きな活字で読みやすい原典、作品の解説で構成した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桐一葉

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何かを強く信じて身を捧げる ということがどれ程危険で、過ちを犯すきっかけになってしまうか。戦後、それが私たちに染み付いてしまったんかなって思うときがある。一度全てが崩壊してしまってからまた信じるものを探している。何かを強く信じな見えへん何かに絡め取られて、怖くなって生きていけへんような不安に駆られる。善いことをしたから極楽に行ける またその反対ではない浄土真宗を信じていきたいなって思う。委ねることができるんは心地よいことやもんなー。2016/04/12

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