内容説明
高校野球は監督で決まる!大阪桐蔭・西谷浩一、智弁和歌山・高嶋仁、明徳義塾・馬淵史郎ら現役の名将に加え、常総学院・木内幸男、駒大苫小牧・香田誉士史、横浜・渡辺元智ら伝説の監督たちに連続インタビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
170
観る者にとっても甲子園は『麻薬』なのだと思う。真夏のほんの2週間位の日々に毎年恋焦がれる。勝敗は必ずつく。勝者には栄光を、敗者には健闘を讃えるのだ。100年続く熱狂を支えるのは指導する監督だろう。中村計の綴ってきた監督たちの言葉が生態がここにある。面白かった。2019/09/12
Kaz
38
いや、面白い本に出会ってしまった。高校野球という一種の「麻薬」に取り憑かれた男たちの物語。甲子園という晴れ舞台は一瞬で終わる。しかし、花火職人がひと夏のためにほぼ一年を捧げるように、監督たちもその一瞬のために365日を過ごすのだ。男として生まれからには、一度はやってみたい仕事。それは高校野球の監督。甲子園の開会式。選手たちが晴れ晴れとした表情で、入場行進をする。その姿を見て男泣きをする。これほどの幸せが、他にあろうか。2019/07/11
SU
4
やっぱり中村計は良いなぁと思います2019/02/03
アッキー
4
高校野球100年を記念した作品。週刊誌などに掲載されていたのをまとめててある。明徳義塾の馬淵監督賞のエピソードは、深かった。2018/09/30
Tommy
4
今まで著者が発表した記事を、監督ごとにまとめて再構成した作品。そのため、重複している記述もあったりと、一冊の本としての完成度は低い……が、それでも読ませる文章力はさすが。そして、取材対象への「愛」と第三者としての冷静さのバランスが絶妙。高校野球の作品が有名な著者だが、スポーツ以外の分野にもぜひチャレンジしてほしい。時代を代表するノンフィクション作家になれる逸材だと思う。2018/08/02
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