憎まれ役

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163695501
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

テスト生出身と町会議員出身の苦労人・悪役が語る人材論。
二人の仇敵は長嶋茂雄と小泉純一郎。人気先行の統率がいかに球界と政界を堕落させたのか。成り上がりだけが語れる格差社会大批判。

内容説明

小泉、長嶋、視聴率をとる男が日本を堕落させた!這い上がった男の格差社会憂国論。

目次

序論 憎まれ役世に憚る
第1章 グローバリズムに屈した野球と政治―危機論
第2章 小泉と長嶋人気支配の落とし穴―リーダー論
第3章 「這い上がり」だから言う、格差社会批判―機会均等論
第4章 負けない野球、負けない政治―戦略論
第5章 V9巨人軍こそ、日本と自民党の理想だった―組織論
第6章 地位に恋々とせず、すべてを擲つ―人材論
終章 念ずれば花開く―人生論

著者等紹介

野中広務[ノナカヒロム]
1925年、京都府船井郡園部町に生まれる。51年、園部町議に初当選。以後、園部町長、京都府議、京都府副知事を歴任。府議時代は、野党として蜷川革新府政に対峙した。83年、衆院議員に初当選。94年、自治大臣・国家公安委員長、その後自民党幹事長代理、内閣官房長官を歴任し、森内閣で自民党幹事長に就任した。2003年、「小泉改革」に反旗を翻し、「退路を断って闘う」ために引退を表明した

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府竹野郡網野町生まれ。54年、南海ホークスに入団。70年には選手兼任監督、以降もロッテ、西武で現役生活を続け、実働26年、試合数3017は歴代1位の記録であり、本塁打、打点は歴代2位、三冠王1回、MVP5回の記録を持つ。監督としてはID野球を提唱、南海、ヤクルト、阪神など弱小チームを率いてリーグ優勝5回、日本シリーズ制覇3回。2006年から楽天ゴールデンイーグルス監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラッキー

2
個性溢れる2人の共通点は、歯に衣着せぬ毒舌、だけどポイントを外してない印象。この対談形式の本を読んで、生い立ちが似ていて、苦労しながら自力でたたき上げてきた点も、そしてしっかりした人生哲学というか職業哲学を持っている点でも共通していることがわかった。その2人を一言で表すと「憎まれ役」ということだが、これはあらゆる組織や世の中に必須の役割。それ無くして組織は持続的に機能することは難しい。最近、いい人が流行るが、いまのプロ野球界と自民党にこそ「憎まれ役」が必要だ。2018/08/12

ジルタケ

0
読了2015/12/29

ニッポニア

0
ねちねちとした印象のあるお二人、リーダーに必要な資質をこんなにもお持ちです2010/05/22

きょん

0
普段年輩の方の話を聞く機会がないので、大変興味深く読みました。やはり人は苦労しないといけませんね。2009/12/02

カツオ

0
交互の語りより、対談形式の方が読みたかったですワ。 タイトルの「憎まれ役的な話も、物足りない。 もう少し、美学というか、こだわりが読みたかったデス。 二人の化学反応的な感じがもう少し強ければ。 野中氏の話は、知らなかったことも多く、勉強にはなりました。 (全部はうなずけない部分もあるが)2009/02/11

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