とんぼの本<br> 遊廓に泊まる(とんぼの本)

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とんぼの本
遊廓に泊まる(とんぼの本)

  • 著者名:関根虎洸【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2018/07発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106022845

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

独特の意匠を誇る廓建築に魅せられたカメラマン関根虎洸が、各地にわずかに残る現役営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材。破風屋根や大階段、中庭をぐるり囲んだ回廊、壁や床に施された華やかなデザイン……かつて宮大工たちが腕を振るった、遊び心に満ちた造りは必見。遊廓時代を知る人たちの証言も貴重だ。奇跡のように残された20の「夢の跡」へ、ディープにご案内しよう。 ※当電子版はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

383
昭和33年4月1日、売春防止法の施行により一夜にして全国の遊郭が姿を消した。今年はそれから63年。今なお残る遊郭の名残りを留めた旅館に泊まってみるルポルタージュだ。青森県には3軒残存。中でも八戸市の「新むつ旅館」は趣深い。Y字デザインの階段は、柿渋で磨き上げられ今も黒光り。階段はただ昇降するだけでなく、娼妓を顔見世するステージの役割を果たしているのかもしれない。後ろめたさから、全国には遊郭だった歴史を封印する建物もあるが、萩市では景観重要建造物に指定するほど注目されている。私も泊まってみるか!2024/11/19

ミカママ

352
【遊廓部参考図書】なんたるタイトル、なんたる装丁。遊廓ファンなら思わず手にしてしまう。なんたる眼福。全国にまだいくつか残る元遊廓建物を利用した旅館、いつか泊まってみたい。遊女たちのため息をこの耳で確かめてみたい。2018/09/01

じいじ

110
栄華を極めた「遊郭」は、昭和33年の「売春防止法」の施行でその幕を閉じた。60年を経た今、その姿を残し「泊まれる遊郭」として生まれ変わった旅館が注目されているらしい。とりわけ、旅好き女子に人気が高いそうです。今作は、これらの旅館・飲食店20か所を3年かけて丹念に訪ね歩いて、美しい写真と共に紹介されています。古き妓楼の匂いを嗅ぎながら、一夜泊まってみたくなりました。2018/09/02

やいっち

91
女性にとっては苦界。一部の男性には愉楽の場。遣り手婆さんがいて日本各地へ 女性を買い付けに行く。貧困の極みにあった時代にあって、僅かなカネで苦界へ身を沈めていったとも。贅沢と妍を凝らした意匠の遊郭の建物。赤…朱色主体の外観。男の欲望を満たす場。濃厚接触の場にあって思惑がどこまでも擦れ違う真っ赤な闇の場。本書の刊行は2018年。コロナ禍の苦境にあって、辛うじて残った遊郭の名残の旅館…宿は、今、生き残っているのだろうか。2020/07/23

ann

70
【?遊廓部課題本?】寂寥感溢れる一冊。女たちの血も涙も夢のあとさき。経営者の複雑な思いもよそに、現在は季節労働に従事する男性客や、外国人観光客に重宝されている旅館が多いのは意外だった。各旅館の食事も素朴で美味しそう。風情を極め往時を偲ぶ旅には最適かも。いつかいつの日か私も必ず。2018/09/16

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