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内容説明
「五十にして天命を知る」と孔子は言った。しかし、実際には50代は「迷い、惑う」年代だ。会社では肩身が狭く、家庭では子どもの学費など出費がかさむ。これまで真面目に頑張ってきたのに、いつのまにか自分の居場所がないことに気付く――。だが、50歳直前で銀行員を辞め、小説家に転身した著者は、こうも言う。「50代は、やりたいこと、これまでやりたくてもできなかったことをするチャンス」だと。人生100年時代、50代は「折り返し地点」に過ぎない。人生の後半戦を充実して過ごすための「五十路(いそじ)の壁の乗り越え方」を指南する。 【目次】●プロローグ 五十路(いそじ)の壁とは? ●第1章 「負け組」50代にならないために ●第2章 サラリーマンは50代からが二度美味しい――「続ける派」へのアドバイス ●第3章 50代からの「出直し」戦略――「辞める派」へのアドバイス ●第4章 50代からあと何年、働きますか ●第5章 五十にして天命を知る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
31
50歳という年齢は、大企業や銀行に勤めていれば、出世コースからちょっと外れた優秀な人材であれば、出向の憂き目にあったり、左遷対象になったりし、これまでやりがいを持って出来ていた仕事の転換期が来ることもあれば、役職定年と向き合うこともあれば、子供が大学受験などで教育資金がかかったり、住宅ローンも1,000万円以上残っていて、お金の心配もある。更に、退職後も元気で働けなければ生き甲斐も弱まり、経済的にも余裕がなくなることが見えているので、退職後を見据えた準備も欠かせない。 孔子は五十にして天命を知ると言った。2019/07/18
だいすけ
13
命に逆らいて君を利する、之を忠と謂う。命令に逆らっても正しいと思うことを進言するのが本当の忠義。2019/05/28
nizimasu
8
すっかり定年後の生活ものの本を読むのが楽しいお年頃ではあるが読み進めると結局どこか既視感のある描写や人物像が描かれていてここまで類型化されるものなのかと思いつつ。つまり老後の本の要諦は細部に宿るのではないかなと思っているだけにこの本は読み進めるのが若干厳しいものがある。ただ勧銀の同期の中で出世頭だった著者が40代で限界に気付き作家になる件や職安に行っても仕事がない事実を突きつけられ作家に専念。さらには日本振興銀行でのトラブルで自殺を考えたあたりの個人の足跡や心境をもうちょっと読みたかったかもしれないな2018/11/22
よっしー
7
★3.5 今の不甲斐ない自分を、多少なりとも勇気づけられた。のに病ね、わかる。2018/09/10
たか
6
人生100年時代。50歳は人生の分岐点。いかに将来後悔せずに生きるか?40代である、いまから準備したい。2018/07/20