中経☆コミックス<br> 梨花の下で 李白・杜甫物語

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

中経☆コミックス
梨花の下で 李白・杜甫物語

  • 著者名:杜康潤【著者】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • KADOKAWA(2018/07発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046016614

ファイル: /

内容説明

『孔明のヨメ。』『江河の如く 孫子物語』などを手掛ける、中国史コミックの名手・杜康潤の意欲作! 時は唐代最盛期、名君・玄宗皇帝が治める国際都市・長安に渡った遣唐留学生・阿倍仲麻呂。数々の絢爛たる文化が花開く中、彼を魅了したのは唐詩だった。詩仙と謳われた李白との出逢いを通じて、仲麻呂は物作りの真髄を垣間見る。また、その李白は旅の途上、後に彼とともに並び称される詩聖・杜甫と邂逅し、煌めくような日々を送る。しかし、栄華を極めた唐王朝にも嵐が迫っていた。乱れる宮廷、散り散りになる仲間たち……国破れた時、残るものとは何なのか――?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いお

19
中2国語、漢詩。中国の詩人、李白、杜甫の物語。李白は詩の天才で奔放。杜甫も天才だけど真面目で堅実。そんな2人が出会い、世に翻弄されながら詠んだ詩。「国破れて山河あり。」で始まる、「春望」。杜甫の苦しい人生の中で詠まれたことを感じ、鳥肌がたった。漢詩の意味だけ学習しても楽しくないが、物語の一部として詩を読むことができると、理解度も興味も随分違うのではないか。阿倍仲麻呂の詠んだあの詩が、まさか中国で詠まれていたとは、驚きだった。おすすめなマンガ。

陸抗

16
作者さん買い。唐の時代は、華やかなイメージしか無かったけど、国民がここまで貧困に喘ぐとは。詩人の李白と杜甫の人生を通して見る世界は、生きにくい時代だったよう。政界に加われなかったからこそ、詩が今も伝わっている皮肉とか。唐の時代のこと、もう少し詳しかったらまた違った見方が出来るんだろうな。2018/08/19

たけはる

6
ブラボー!待ってたー! ああもうやっぱり唐代さいこう……こういうの読みたいんですよ私はー! 唐代で李白と杜甫の漫画なんて最高以外の何があるというのか……。もっと唐代舞台の(そして詩人主人公の)漫画増えて……。欲を言えば白居易(中唐)編も出してほしい……。漫画としては李白と杜甫、そして阿倍仲麻呂の詩に懸けた人生がすっきりとまとめられています。とくに杜甫の後半生は胸が熱くなるし色々こみ上げてくる……。漢詩に興味のある方、ぜひ!2018/07/28

甘栗

5
詩仙・李白、詩聖・杜甫。名前はもちろん知ってるし、作品も(授業で)触れたことはあるけど、その人となりとかは、あんまり知らない二人。てか、会ってるんだね。 そこに、阿部仲麻呂もからめて、暮れ逝く唐の黄昏とともに・・・似ているようで似ていない、だからこそ気が合ったのか、詩に捧げた二人の生きざまを。あっ、詩仏・王維もちょっとだけでますw2018/10/14

gmax

1
コミックpixivのほうで読んではいたけどまとめられたので購入。2人とも政治の道では時代に恵まれなかったとはいえ、逆にそのことで詩人としての名を残した形になったと考えると、それは本人達にとって本意だったのかどうかとはちょっと考えてしまうな。2018/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12930464
  • ご注意事項