講談社文庫<br> 素人庖丁記 海賊の宴会

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講談社文庫
素人庖丁記 海賊の宴会

  • 著者名:嵐山光三郎【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 講談社(2018/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062632447

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内容説明

食物へのつきせぬ妄想をめぐらせている時こそ、人生至福の時。食べる快楽、作る快楽、想像する快楽、これ以上の快楽がどこにあろうか! 食に対しての飽くことなき探究心と好奇心、想像力を際限なく駆使して入り込む味覚の迷宮で、雲の料理、キムチの迷路、キノコの誘惑など、名エッセイで繰り広げる嵐山ワールド!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sawa

2
★★★★★ 下品な食事、移動しながらの食事は旨い。雲に近い料理。「空腹」を食う。「冷飯」を食う。すっぽんの代わりに都立大の亀を食う。マヨネーズ礼賛。今回も食に対する凄まじいまでの好奇心、探究心に呆れながらも大笑い。清水義範の解説、嵐山光三郎は近所の悪いお兄ちゃん、言葉のペテン師論は絶品。果物の性格について論じる「果物の性格」は東海林さだおや椎名誠もよくやるやつ。2012/01/05

めっちー

0
食に関するエッセイで、食に対する好奇心と想像力や執着心が強く、架空の空腹料理や果実を擬人化して昼ドラのようなドロドロした人間関係を書いたりと仰天するような内容である。何でもかじるペットの兎は主人に似て食に対する好奇心が旺盛である。和食やキャベツが下品とは考えた事もなかった。父親が食べるのが嫌いだったり、若い頃は少食だったりと意外な事も書いてある。よくある食のエッセイだと思うと肩透かしを食うが、変わった食のエッセイを読みたかったらいいかもしれない。そう言えばスッポン食べた事ないけどそこまで食べたいと思わない2022/05/27

ぴえり

0
脈絡なく印象に残ったこと。赤いキノコは食べられる。赤いキノコで唯一毒性があるベニテングダケでも北欧では食用とされているし、ソ連ではウォッカにつけて薬用としている。エノキを塩少々で茹でて網の上でタタミイワシ状に干す。炙って食べても良いしエノキの海苔巻きにも出来る。キノコをバターで炒めて水を加えコンソメで味を調えるとすごく美味しいスープができる。シイタケも食べすぎると幻覚作用がある。卵を1時間ほど酢につけてからゆで卵にすると包丁でカラごと切れる。月見団子は十五夜にちなんで十五個盛る。里芋はマヨネーズと合う。2021/02/11

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