悪戯ちょうちょ 3

著者名：綾瀬マナ【著】

双葉社（2018/06発売）

• ISBN：9784575842845

内容説明

この気持ちが、音で伝わればいいのにと思ってた――…。「ともだち」としてではなく好きなんだ、となのはに伝えたさくら。その想いに触れて、なのはもまたさくらを意識し始める。少しずつお互いの距離を縮めていく二人だったが、コンクールを前にさくらは大きな壁にぶつかることになる…。焦がれる程の恋心、そして音楽を愛する情熱。そのどちらかを選ばなければならなくなった時、二人の少女の決断は…！？儚くも力強い青春の旋律。感動の最終巻！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[椿初兎]

最初から最後まで、誌面から音楽が聞こえてくるような漫画だった。ここで完結なのは惜しいけど、これで終わるからこそ少女時代の一番美しい部分を切り取ったような鮮烈な印象も残る、気がする。

2020/06/08

[ごんぞ]

完結らしい。マジか…。特に終盤の展開が好き。傷付きやすい繊細な少女たちの揺らぎを、悩みを、葛藤を、全て吹き飛ばすかのような勢いに引き込まれて気がついたら完結していた。こういうプラトニックなのも良いですね。

2014/01/31

[古槍新垢]

ライバルとか周囲に影響されるでもなく、結局は彼女たち自身の内面による葛藤だったので、スパッと終わるのは理解できる。けどなんかモヤモヤが残る。書き出しが明らかに長期連載を見立ててな感じの印象だったせいだろうか。先生とかも、もうちょっと掘り下げて欲しかった。とりあえず次回作も楽しみではある。

2013/09/20

[もっち]

…あれ？ 何この駆け足エンド… いきなり問題が矮小化してしまったようで、何だか盛り上がりきれないまま終わってしまった 演奏表現は力があるのに…もったいない

2013/09/13

[サンライズ]

２巻のあの引きから３巻で完結ということで打ち切りっぽい急な〆方なのではと心配していたが、最後までこの作品らしい熱を感じさせるモノで大変満足。ただ、ところどころ絵が荒れていたことと、他のコンクール参加者のことも掘り下げて欲しかったかなと思うのが少しだけ不満。後者に関しては自分が少年漫画脳なだけでこんなものか、それとも尺の都合なのか。打ち切りなのかどうかがわからないとちょっと結論を出せないけれど。

2013/09/12