集英社文庫 ドラゴンファイア Arknoah２

著者名：乙一【著】

集英社（2018/07発売）

• ISBN：9784087457506

内容説明

マリナは歯並びの悪い女の子。そのせいで、いじめられていた。いじめっ子に復讐する方法を探すうち、不思議な絵本「アークノア」の世界に迷い込んでしまう。そして、自らの心が生んだ“怪物”を殺さない限り、現実に帰ることができないことを知る。一方、元の世界に戻るため、怪物討伐の旅を続けていたアール一行。彼らの標的は、“歯並びの悪い竜”で…。壮大すぎるファンタジー長編第２弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そら]

乙一さんの描く異世界ファンタジーシリーズ２巻目。１巻では弟のグレイが無事に元の世界へ帰っていった。次は主人公アールの番かな？と思ったら違った。別の女の子マリナ（やっぱりいじめられっ子）が迷い込んできて、彼女の心が創り出した怪物を討伐するため、アールが所属する災害対策本部のメンバーたちが奮闘する。やはり乙一さん！読者の予想のずっと上を行く設定とストーリー展開。グロさはないけど決して子供向けじゃないのよ～(T_T)。次巻が待ち遠しい！

2020/04/22

[Junichi Yamaguchi]

『くそったれな世界』… 乙一さんファンタジーシリーズ２作目。 引き続きゲームのような世界観。 追われる身となった少年が気になって仕方がない。 少年は、この世界を愛おしく思えるのか⁈ ラストは「くそったれの世界」が脳内再生された。。

2018/07/24

[キャプテン]

★★★★☆＿「ここがあたいのアナザースカイ、フェア」第一弾。アナザースカイとかいって芸能人がちょーしこいてるので、貧乏人のおれもやったるわい、と思いついたのがこのフェア。アナザーのなかでも完全異世界のアナザーだからね。勝ってるね。芸能人に。乙一発、本格ファンタジーのアークノアシリーズ、2作目。絵本のような世界に迷い込んだ少年少女から、怪物が生まれる世界。今回はドラゴン。前作より主要人物が掘り下げられてて良かったね。リゼが膝を抱えるところの深みが良かとね。うん、「アークノア」、ここがあたいのアナザースカイ。

2019/11/27

[rio]

不思議な世界アークノアに新たに迷い混んだ少女は、新たな怪物「歯並びの悪い竜」を生み出す。竜討伐に向け動き出す異世界ファンタジーシリーズ第２弾。前作ではよくあるファンタジーだという印象が強めでしたが、今作では作者らしさが出ていて、より物語に深みがあり面白かったです。マリナと竜の絆を通じて、怪物とどう接すれば良いのかを悩むアールは、自身の心とどう向き合うのか考えるきっかけになったのかと思います。今後はリゼの本心にも目を向けられるようになれるといいです。次作も追いかけようと思います。

2018/07/11

[Yumi]

《図書館本》本の世界アークノア。なんて素敵な世界なのー！！こんな世界行きたいっ！ファンタジーあんまり読まないけど楽しめました！

2019/06/25