内容説明
トランプとの戦い、ロシアの介入、氾濫するフェイクニュース、私用メール問題とFBIの再捜査、政界で女性であること――歴史上、最も論争的で結果が予測できない大統領選の最中に、彼女は何を考え、感じていたのか? 彼女の犯した過ちとは? そして衝撃的で破滅的な結末とどう折り合いをつけ、元の自分に戻るための力をどのように得たのか? 初めて大政党の大統領候補となった女性としての強烈な体験を、白日の下にさらす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
11
図書館本:基本的にアメリカ大統領選挙がらみの本であった。選挙の風習や精神的な面での影響などが書かれている。2019/01/19
田中峰和
9
ヒラリー自身によって敗北の原因と恨みが語られる。女性初の大統領が実現しなかったのは民主主義陣営最強の国でも、性差別が根強いことを証明した。女性参政権後、わずか100年、ヒラリーの強すぎる正義感が受け入れられなかった。最強を求める国家と国民には正義感より強いリーダーの佇まいが求められたのだ。彼女が悔やむメール問題は、当時ヒラリーの首を絞めただけでなく現政権まで窮地に追い込む要因だが、最大の原因は女性だったこと。ブッシュが悪の枢軸と決めつけた金家と面と向かってディールするトランプの男性性が求められていたのだ。2019/03/04
hana87
8
後進の女性へのエールが、とにかく力強い。やわやわした女性活躍推進とは、桁が違う。政治家だから、この本にもいろんな駆け引きや計算があるのかもしれないが、女性として初の大統領になることの意義を誰よりも信じてたからこその悔しさに、本当に心動かされた。2018/11/16
ふみりな
4
まさかクリントンが落選しトランプが当選するとは、日本人の感覚からは予想できなかったと思う。本書を読んで民主主義の最も進んだ国のはずのアメリカが、如何に不安定で脆い社会的環境下にあるのか理解した。これは共和党支持、民主党支持という表面的なものでなく、その底に粘っこくからみついている社会への不満、不安、羨みの塊の恐ろしいほどの大きさだ。2020/10/31
よしたけ
4
ヒラリーによる2016年米大統領選の総括、政治人生の想起・理念の考証。敗北に関して少々言い訳がましい記述もあるが、政治理念は素晴らしい(全ての人の大統領を目指し、国民の声に耳を傾ける。困窮する人のために、1%の富裕層に増税し富を再分配する)し、トランプの破天荒ぶり及びアンチ・ヒラリーの記者達による執拗な追求により、本来あるべき政策論争に光が当たらなかったことは不憫極まりない。また、多くの女性たちを阻む「ガラスの天井」の高さも改めて感じられた。有能な政治家であることは疑いなく、再度の活躍に期待したい。2018/09/30
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