角川文庫<br> The MANZAI 十六歳の章

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角川文庫
The MANZAI 十六歳の章

  • ISBN:9784041050620

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内容説明

父親の看護のためにアメリカに行った秋本のことを、高校生になった歩は全く気にしていないつもりだったが、やはり心のどこかに引っかかっていた。ある晩秋本の夢を見た。翌朝幼なじみのメグも、『ロミジュリ』サポートメンバーの高原も…。案の定、秋本は帰ってきた。少し背が伸びて。でも、開口一番で言ったのは『ロミジュリ』の再活動。しかも、高校生の漫才甲子園に出場するのだという。何を勝手に、と反発の言葉を口にしても少しだけホッとする歩だった。もう子どもではない、大人の手前の十六歳。若さに揺らぐ気持ちを笑いと涙で描く、大人気青春小説の書き下ろし、続編登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

50
前作からたぶん15年以上ぶり。高校生になっても一生懸命漫才をやる。何となく想像できる結末だったけど、漫才は結果より途中経過が楽しめれば成功だと思う。最初は無理やりコンビ組まされたと思っていたかもしれないけど、SNSの拡散や幅広い層によるファン増加が励みになったのか、最後にはまた漫才やりたいと思うようになる青春劇。『ロミジュリ』の切れ味サイコー!2021/06/28

はるき

38
大人になってみれば、15歳も16歳も大差ないんだけど、当時は中学生と高校生は違う生き物だと思ってました(^_^;)日々色々ありますが、一日一回笑うようにしたい。2018/12/20

Mee.

33
久々の秋本と歩の掛け合い!相変わらずテンポが良くて読みやすかったです( ¨̮ )『チーム・ロミジュリ』の仲間たちも楽しくて面白くて、読んでいて元気になります。歩の成長と秋本の誠実さには心をうたれ、改めてこのシリーズが大好きだと痛感しました。続編出て欲しい...!2019/11/25

はるき

33
 凄い笑えた。久々に再会した運命の二人(笑)の絶妙のやり取りに気持ちが明るくなります。起承転結という意味では収まりが悪い気もしますが、続刊への伏線だと思うことにしようか。2018/08/05

タルシル📖ヨムノスキー

28
普通の高校生活を送るつもりだった歩だが、なんとなく物足りなさを感じたり感じなかったりの毎日。そんなところに秋山、いや秋本が帰国。半ば強引に(内心嬉しさいっぱい)にロミジュリ復活!サポートメンバーも再結集して目指すは「漫才甲子園」。ライバルも登場していよいよ大会本番という続きが気になるところで終了。最初歩の夢の中が描かれ、それはそれで楽しかったけれど、秋本の父親の看病の話とか、緩和ケア病棟でのライブに至るまでの高校生ならではの葛藤を、もう少し詳しく描いてほしかった。そんな葛藤が二人の力になるはずだから。2020/12/17

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