内容説明
徳島で建設業に従事する著者の日常と、体験者に聞き取り取材をした怪談が妖しく交差する土着的怪談実話集。怖いと感じることそれ自体を深く見つめることで、怪異の恐ろしさがぞくりとにじり出る8篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
34
怪談&私小説のコラボ作品。ネタの良し悪し以前に、作者の人柄が合わず、面白いと思えなかった。すぐキレる人とエキセントリックな人は苦手です。奥さんはとても良い人だと思いました。2020/02/05
Yu。
31
カッコつけないといおうか、人間味溢れた著者を知れるからこそ尚いいんだなぁ‥ それにあくまで体験者の話を聞くだけという素人寄りな潔さがまたいい。。特に「みだりに長い前口上」「ある夫婦の件」「ある抵抗の件」「ほろ苦いアンパンマンの件」は好きだなぁ。。‥そうそう、「撮れなかった映画の件」の話 役者陣の問題をクリアした暁には金を払ってでも観に行きたい(*´ー`*)2018/12/28
じゅんぢ
27
★★☆☆☆ 実話怪談かと思って読んだら、まさかの実話怪談+私小説だった。何話か、実話怪談として書くとそれなりに怖くなりそうなのに勿体ないと思った。「001/100 」 2024/01/04
鬼灯の金魚草
26
宇宙人の話はなんとも嫌ぁな話でした。あと映画の話もね。2018/08/28
澤水月
26
名著『セメント怪談稼業』に続き「実話怪談書きの実生活私小説+聞き取り怪談」。前著は業田良家の傑作漫画『自虐の詩』の如く身につまされ笑いつつも怖く最後は大感動だったが。その後描く本書は笑いと「怖っ!」との後、心霊より恐い顛末…これまでの著者の「病者としか思えぬ人物の語る怪を書き留める」試みや繰り返される現代実話怪談界への批判などを読んできた者としてどれだけ著者は生真面目に足掻いてきたのかとズシリ…終盤3話の「偽悪」→…の展開は戦慄しかない。ただ。巻末見ると何年もの発表順を入れ替えており少し安堵(コメ続2018/07/27
-
- 電子書籍
- 皇室の茶坊主 下級役人がみた明治・大正…
-
- 電子書籍
- おはなしサイエンス 恐竜 恐竜の町で見…
-
- 電子書籍
- 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 25 【…
-
- 電子書籍
- 天空侵犯 分冊版(34)
-
- 電子書籍
- 事故