赤毛のアン

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赤毛のアン

  • ISBN:9784255010687

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内容説明

詩人の渾身の訳と画家の叙情豊かな絵で贈る世界名作文学。

全世界で5,000万部突破の感動の名作文学から、詩人であり童話作家であった岸田衿子氏の訳と
安野光雅氏の絵による、新しい翻訳絵本が誕生しました。

◎颯爽と明るく、ちゃめっけたっぷりのアンが、風光明媚な島の自然から、多くのものを受け取り、心優しい人びとと
の魂の触れ合いを通し、目覚め、成長していく、こころ温まるお話がいっぱい詰まっています。
◎想像することの素晴しさを忘れないためにも必読の書です!
◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます

著者について
作:ルーシイ=モード=モンゴメリ
(Lucy Maud Montgomery)
1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

訳:岸田衿子(きしだ えりこ)
1929年、東京に生まれる。詩人・童話作家。岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子。東京芸術大学油絵科を卒業。詩集に『忘れた秋』『あかるい日の歌』『いそがなくてもいいんだよ』。絵本、童話に『かばくん』『帰ってきたきつね』『プッポコとペッポコ』シリーズ。童詩集に『木いちごつみ』『かぞえうたの本』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』。エッセイ集に『風にいろつけたひとだれ』『草色の切符を買って』。翻訳にアーノルド・ローベル『どろんここぶた』などがある。

絵:安野光雅 (あんの みつまさ)
1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。
2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まあか

46
一言でまとめると、とにかく面白い❣️アンの想像力の豊かさと、嬉しい時はめいいっぱい喜び、悲しい時はおもいっきり泣く!素直で真っ直ぐで優しくて賢い!マリラの手放しで猫可愛がりせずに、ちょっと厳しくあろうとするも、ついついアンの可愛いさに笑ってしまったり、怒れなかったりするところや、マシュウのただただアンが可愛いくて大目にみてしまう親心に涙が出た😭アンのしでかすことに笑いあり、涙あり🥲名作!もっと早くに出会いたかったけど、33歳の今だから楽しめるような気もして、この本に出会えたことがただただ嬉しい💓2021/11/16

sofia

32
大昔に読んだ『赤毛のアン』も内容はだいぶ忘れていた。大昔は想像力豊かなアンを楽しんでいたと思うが、この年になると、それだけとは言えず、マニラ、マシュウ側になって孤児を見てしまう。生きていくために大変であっただろうが、10歳すぎてもまっすぐに育ち、それ以後の難しい時期にアンのいい面を伸ばしたグリーン・ゲイブルズの生活は奇跡のよう。ただ大人になって初めて赤毛のアンを読んだとしたら「ふーん」になってしまったかも。安野光雅の挿絵は『小さな家のローラ』の方が個人的には好み。2023/08/08

ベルるるる

20
違う人の訳も読んでみようと思い立ち、岸田衿子さん訳を手に取る。大きい。 厚い。重い。・・・本当に重かった。いつもの事だけどマシュウが亡くなる場面になると涙が出る。私には重過ぎて、読み終えたら疲れた。これは物語というより、絵を楽しむ本ですね。2018/10/03

seeds

13
グリーンゲーブルズのアン・シャーリー。カナダの大自然の中、感性豊かな少女が青春をめいっぱい生きる素晴らしい物語だった。 空想が大好きで喜びも悲しみも人の倍以上に感じるアンの成長と彼女が巻き起こすハプニングに夢中になりました。 翻訳の岸田さんはあの岸田今日子さんの姉とは知らなかった。2021/04/19

きみどり

5
恥を忍んで告白すると、初めて『赤毛のアン』を読みました…。食わず嫌いで避けて通ってきたのかなあ、こんな素敵な小説だとは知らなかった。目線は完全にマリラ&マシュウ。だんだんと「親になる」二人の姿に心の中のやらかい場所をぎゅうぎゅう締め付けられます。アンの饒舌ぶりは、実際にいたら疲れそうだな(苦笑)。だが彼女の止めどないお喋りの中に、宝石のように輝く言葉があってハッとさせられる。感受性豊かな人が周囲に与える影響は計り知れない。2024/04/15

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