小さな家のローラ

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小さな家のローラ

  • ISBN:9784255009827

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内容説明

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世界 40カ国以上で翻訳、全米4100万部超のベストセラー
不朽の名作ドラマ『大草原の小さな家』の原作を、安野光雅が絵本に描きおろし。

日本でも大ヒットしたアメリカのテレビドラマ・シリーズ『大草原の小さな家』の原作「大きな森の小さな家」を、
安野光雅の絵と訳で描きおろし。緻密な描写と遊び心あふれる美しい絵と、わかりやすく親しみやすい日本語訳で、
アメリカの西部開拓時代を生きた家族の、温かく力強い暮らしを忠実に描く。
「文化が違っても、暮らしの本質は変わらない。いろんな場所で、いろんな人が生活している。
そこには人間のドラマがある。そういう人の暮らしを描き、絵からなにかを感じ、考えてほしい。(安野光雅)」
──愛と思いやりと道徳心、不屈の開拓者精神が満ちあふれ、自然との共存、理想的な家族像は、
世界のどの地域の、どの時代にも通ずる普遍的なものであることを優しく物語る。

著者について
ローラ・インガルス・ワイルダー
(Laura Ingalls Wilder)
1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。
1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。
『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、
「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。
テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。
1957年、90歳で亡くなる。

【絵・監訳】 安野光雅
1926年、島根県津和野町に生まれる。
BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。
1988年、紫綬褒章、2008年、菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、
『故郷へ帰る道』(岩波書店)、『絵の教室』(中央公論新社)、
『絵のある自伝』(文藝春秋)、『本を読む』(山川出版社)などがある。
2001年、津和野町に「安野光雅美術館」が開館。
2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

112
インガルス一家があの"大草原の小さな家"に移る前に、大きな森の中の小さな家で暮らしていた頃のお話。『旅の絵本』の安野光雅さんが訳し、たくさんの挿絵も描いています。どれも色使いが美しく、開拓時代の暮らしぶりが活き活きと伝わってきます。物語では、燻製作りやチーズ作りの仕事、姉妹や従兄弟たちとの遊び、四季の移り変わりの様子など、小さいローラが見、体験し、感じた当時の暮らしぶりが語られています。何から何まで自給自足の苦労も多い厳しい生活ですが、小さなローラがそんな生活の中に幸せを感じていることに感動します。 2018/07/18

ちゃちゃ

102
あぁ、胸がわくわくする。ここには生きるためのすべてがある。厳しい自然を生き抜くための知恵と受け継がれてゆく文化。家族で支え合いながら、捕らえた獲物、収穫した食材を余すところなく使い切る自足の暮らし。150年余り前のアメリカ北西部、「ビッグウッズ」という大きな森に住むローラとその家族の物語。原作は皆さんご存知のワイルダー作『大きな森の小さな家』。あの名作に、絵本作家安野光雅氏が挿絵を描き監訳を担当した作品だ。全頁に描かれた安野氏の絵が、自然の美しさと家族の温かさを伝えて素晴らしかった。2021年読み納め。2021/12/31

しいたけ

100
安野光雅さんが絵だけではなく、監訳なさってます。有名なお話の絵本ということで、日本語の不自由な小5の子の夏休みの宿題用になるかと思ったのですが、やはりお話は長かったです。私が一人で楽しみました。安野さんの優しい絵で描かれる西部開拓時代の生活は、映像とはまた違う、心踊る世界観があります。細かいところまで、ずっと見て触れていたくなる本です。 2019/08/19

ぶんこ

60
こちらのシリーズは全部読んでいたのですが、安野光雅さんの絵・監訳とあったので読んでみました。安野さんの絵がほんわかとしていて、鉄砲の弾や仕組みの絵、手作りバターの木型の絵などがあることで、文庫本ではいまいち判らなかったことが、それこそ手にとるように判る絵本となっていました。当時の人々の、生活の厳しさとともに、何をも粗末にせずに使いこなす姿勢。ただ使うだけではなく、木型には苺と葉っぱの模様を彫っていたりと、生活に潤いを与えていました。文庫本で読んだ時よりも、よりローラに寄り添えた気がします。さすが安野さん。2022/01/25

♪みどりpiyopiyo♪

59
アメリカ開拓時代の生活を描いた自伝小説「小さな家」シリーズの新版が出ました☆ 『大草原の小さな家』に引っ越す前の『大きな森』での暮らし。小さな女の子ローラの目に映る瑞々しい世界。誠実な人々の逞しい暮らしぶり。■文だけだと分かりにくい当時の暮らしが図説されていて、とても面白かったです。巻頭に、地図、家の見取り図、登場人物の相関図。各章毎に見開きいっぱいの季節の絵、全てのページに可愛い挿絵(図説)。■安野さんには同シリーズの別の物語も出して欲しいです♪ (1932年。安野光雅 絵・監訳 2017年)(→続2017/07/30

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