内容説明
【2018年7月6日 死刑執行直後に緊急収録】
「地下鉄サリン事件」をなぜ起こしたのか?
どうして宗教を騙(かた)る犯罪者集団ができてしまったのか?
オウム元代表・麻原彰晃こと、松本智津夫死刑囚の心の深層に迫り、
裁判では語られなかった事件の核心を解き明かした書。
日本を震撼させた事件から23年――
被害者とその遺族に対する謝罪の意はあるか?
宗教界全体の信用を失墜させた罪
オウムの思想性と社会的問題点を多角的に検証
両親への恨みと国家への復讐心……
怒りと嫉妬にまみれた男の死後の行き先とは
さらなる社会的事件や悲劇を生みださないために。
■■ 麻原彰晃の人物紹介 ■■
1955~2018年。宗教教団・オウム真理教の教祖。本名・松本智津夫。ヨガ修行団体「オウム神仙の会」を基に、1978年、「オウム真理教」を設立、89年に宗教法人となる。その後、「坂本弁護士一家殺害事件」「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」など、複数の凶悪な殺人・傷害事件を起こし、95年に逮捕された。2018年7月6日に死刑執行。
◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇
「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。
これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。
外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。
また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。
つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。