内容説明
コウモリが舞い、量子がもつれ、車椅子のマッド・サイエンティストが笑い、認知症の老人詐欺師が駆ける!山田正紀、瞠目の最新SF作品集。 表題作他、全5編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
48
年のこと言ってはあんまりいけないでしょうが、60後半でこんなの書けるのすごいなと。冒険モノ好きなんだけどあんまり書かないなと。最後の話はさっぱりわかりませんでしたが、おもしろかったです。2018/08/20
えも
21
いかにも山田正紀らしい、ケレン味たっぷりの短編集。何しろ、ブラックホール蒸発に伴う情報の喪失という理論的矛盾を未知の粒子の量子もつれで解決したり、生物は遺伝子の乗り物でなく表現型が遺伝子型を支配しようとしたり、我々人類のような電磁力知性体が別の宇宙の重力知性体と戦ったり…▼ほら、山田正紀しか書けないというか、山田正紀しか書かない話ばかりでしょ✨2018/07/04
sora
20
今まで読んだことのない、ものすごい雰囲気の異次元感覚の内容で目が覚める思いでした。「お悔みなされますな晴姫様、と竹拓衆は云った」が一番、分かりやすく印象深かったです。2018/06/15
宇宙猫
19
★★ 全体的にバイオレンス。サイエンスの使い方は面白いけど、話としては好きじゃない。 「お悔やみなされますな晴姫様、と竹拓衆は云った」が他の話と違って分かり易く楽しかった。2018/10/11
本の蟲
12
「神狩り」等で有名で、当たり外れのある作者のSF短編集5編。これも振れ幅が大きい。指先に感光細胞を埋め込まれた男に起こった異変「コンセスター」や、認知症治療を受けた老詐欺師の話「バットランド」は身近な話からスケールの大きいSFに展開してかなりおもしろかった。「別の世界(以下略)」「お悔み(以下略)」は好みによるか? しかし最後の「雲の中の悪魔」は酷い。人間を含む「電磁力知性体」の上に「重力知性体」がいて、さらに「万物理論知性体」からの支配を逃れるって話のようだが、ひと言、意味不明。読者に説明する気ないだろ2020/04/15
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