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内容説明
日本もできるか? 世界が驚く、ドイツの科学技術・研究政策
初めて知るその実態!
EUのリーダーであるドイツは、近年、インダストリー4.0により脚光を浴びている。本書は19世紀以降の歴史的背景をふまえ、ドイツにおける産業・研究が、どのような仕組みの中で発展してきたかを解説する。
特に産学公の連携については、各研究所の管轄行政機関、運営費・研究費用の拠出元、将来に向けての人材育成システムなどを、日本と比較しながら詳述し、日本の施策に対しての提言も行っている。
目次
第1部 現代ドイツの構造はどのようにしてできたか
第2部 ドイツの特徴的なシステムとは
第3部 人材養成(若手人材の養成)
第4部 日本への示唆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きぅり
2
EUの中で唯一の勝ち組の景気のいいドイツの科学技術政策についての本ですが、やはり近代から続いている科学技術に対する姿勢と言おうか哲学みたいな物は現代まで続いているのが読み取れます。明治政府も今の政府も科学技術政策に関しては国内であれこれ考えず、その時イケてる国からまるっと技術や制度を輸入しているツケが今に来てるんでしょうね…一番印象に残ったのは、ドイツはインダストリー4.0で新たな雇用を創出すると考えている一方で、日本はAIで仕事減ったらBIで昼寝でもしていようという議論が始まりかけていること。2017/11/04
Kentaro
1
ダイジェスト版からの要約 デジタル化の急激な進展に伴い社会システムが変わることには、議論の余地がない。インダストリー4.0は他国における未来の製造業の製造システムをドイツから輸出するとともに、ドイツ国内における未来の産業自体の立地も促進しようという欲張った政策である。グローバルに活躍するドイツの中小企業が、特注品に頼ることなく、製造ノウハウは漏らさず、自国に残しながら世界中の製造装置を都合よく組み合わせて使えるようにしつつ、企業における現場とマネジメント層のソフトウェアがつながる環境の実現を目指している。2018/04/05
あのあの
1
★★★☆☆:Kindle本。2017/07/04
his831
0
ドイツの産学公連携のうまさ インダストリー4.02017/08/08