内容説明
痺れる余韻。
ピアノの調べは戦慄のはじまりだった……。
ミステリの面白さが詰まった5つの物語。
大ヒット作『私たちが星座を盗んだ理由』の驚愕、再び!
古書店にあった「絶対に弾いてはならない!」と記された謎の楽譜。その旋律をピアノで奏でた高校生を襲う戦慄の出来事とは。TVドラマ化された表題作をはじめ、世にも奇妙な5つの物語を収録。美しくも切ない世界が一瞬にして変わる結末、心ざわつく余韻。これぞミステリの醍醐味。〈『千年図書館』を改題〉
【あなたの予想を超えるどんでん返し! 5つの短編ミステリ】
死後の世界と禁忌の谷に心を囚われた少女の物語 「見返り谷から呼ぶ声」
村で凶兆があるたび若者が捧げられる図書館の秘密「千年図書館」
地球侵略中の異星人に遭遇した大学生の奇妙な日々「今夜の月はしましま模様?」
巨大で奇怪な墓を村のあちこちに建てる男爵の謎 「終末硝子(ストームグラス)」
呪われた曲を奏でた傷心の高校生におこる不可思議「さかさま少女のためのピアノソナタ」
目次
見返り谷から呼ぶ声
千年図書館
今夜の月はしましま模様?
終末硝子
さかさま少女のためのピアノソナタ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
45
見返り谷に心を囚われた少女の物語、村で凶兆があるたび若者が捧げられる千年図書館の秘密、地球侵略中の異星人に遭遇した大学生、墓として大きく塔を村のあちこちに建てる男爵の謎、大きく奇怪な墓を村のあちこちに建てる男爵の謎、呪われた曲を奏でた傷心の高校生におこる不可思議。不可思議な出来事をテーマに、何の気なしに読んでいくと最後の最後で物語の見え方がガラリと変わってしまうやられたと思った5つの連作短編集でした。個人的には「見返り谷から呼ぶ声」「千年図書館」「さかさま少女のためのピアノソナタ」あたりが良かったですね。2021/08/14
りんご
38
退廃的で幻想的な世界観が良い短編集。どれもSF 要素がありつつ、伏線をしっかり回収していて面白い。『終末硝子』は伝奇ホラーのような雰囲気を漂わせるお話でオチを含めて一番好きかもしれない。男爵が塔葬という異常な風習に固執した、あまりにも意外な理由に新鮮な驚きを得られた。また『今夜の月はしましま模様?』は宇宙人を取り扱ったとても印象に残る小説だった。佳月とラジーのやり取りもセンスがあって楽しめて、さくさく読めた。ほとんどの短編がお先真っ暗なのも味わい深い。2022/01/30
よるのもち
32
「私たちが星座を盗んだ理由」同様、幻想的な世界が描かれるミステリ短編集。どの短編も最後に世界が反転する驚きを味わえる。最初の「見返り谷から呼ぶ声」の綺麗で残酷なラストが胸に響いた。「妖精の学校」に似た雰囲気の「千年図書館」も色々と想像の余地があっていい。挑戦的な内容の「今夜の月はしましま模様?」も面白かった。表題作の「さかさま少女のためのピアノソナタ」は世にも奇妙な物語で実写化されているらしいが、ラストが違うとの事でそちらも観てみたい。2021/10/08
ツバサ
29
短編集。どの話も読者を釣るフックが印象的で、そこからどう展開するのか想像させられるが着地点がまた斜め上のところで驚く。各話の読後感が独特でした。一冊で様々な気持ちを揺さぶられる感じが好きでした。2021/09/12
マッちゃま
28
文庫化にあたり「千年図書館」から改題。本書のタイトルとなった短編がドラマ化されたおかげも有るんでしょうが個人的には千年図書館の方がタイトルとしてはシックリくるかなぁって思ってしまいました。変えた方が売れる、との判断だったのだろうけど、文字から来る引きというか字面というか僕的には逆に感じました。まあ〜そんな中味の良さとは関係無い部分はさておきまして、ラストで起こる衝撃のどんでん返しがウリの短編5作が並んだ本書。前シリーズ(⁉︎)の「私たちが星座を盗んだ理由」の様に、不思議な世界の不思議な謎を楽しめました。2021/07/29




