内容説明
我ら猫のあやかしの、人のそばにいたがるものの多いことよ。人とはそれほどに良いものであろうか。ならば試してみようではないか。そう言って王蜜の君がやってきたのは、なんと太鼓長屋の弥助のところ。気まぐれな妖猫族の姫の居候に、弥助べったりの千弥がいい顔をするはずはなく、小妖の玉雪に至っては、弥助の家に近づけなくなる始末。そんななか、弥助の周辺で猫絡みの事件が頻発、おまけに子猫を狙う不気味な女が出現するに至って、猫の守り手たる王蜜の君は放っておけず、事件の裏を探り始める。猫だらけのお江戸妖怪ファンタジー第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽのぽの
55
きゃ〜猫がいっぱい!表紙からテンション上がる第6弾。猫尽くしの一冊だった。猫といえば王蜜の君。シリーズの中でも特に私のお気に入りキャラ。猫の王にして最強の妖力を持つ大妖。妖界では泣く子も黙る、しかもチビる(笑)、恐れ敬われる姫君。だが、人間界で猫の姿に変身すれば息を呑むほど綺麗な白い子猫。あ〜抱っこさせて欲しい。今回は人間と猫との濃密な関係が、時に恐ろしい呪いとなってしまう、という少々おぞましい物語。妖怪よりも人間のほうが卑劣で醜いのが悲しい。王蜜の君のモデルは著者の愛猫らしい。どうりで愛らしいこと。2025/11/15
ツン
49
一冊丸々猫がテーマ。そして、久蔵家が順調なのはいいけど、もう少し二人のことも書いてほしい(笑)2026/04/22
はな
41
図書館本。王蜜の君がとても好きになれる1冊。気まぐれで人の世界を楽しもうと白猫になって人の世界を楽しむ様子がこちらも楽しくなれます。でも、やはり妖であっていろいろ猫が不幸に巻き込まれていると、眷属に害をなしたということで悪人を懲らしめる感じも凛とした姫様という感じもかっこいいなと思いました。このシリーズで一番好きなキャラクターになりました。2018/10/31
ぽろん
40
シリーズ6巻目、安定の面白さ、いやいや、益々の面白さだった。今回は、猫姫が大活躍。人間の勝手な欲望の為に命を失った猫達を助ける為に奔走。このシリーズはやっぱりいいなあ。2018/08/18
いぼいのしし
38
猫づくしでおもしろかった。久蔵の画策は実現しないみたいだけど、幸せそうで何よりだ。2022/05/15
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