堕天使たちの夜会

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堕天使たちの夜会

  • 著者名:福田和代【著者】
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • 朝日新聞出版(2018/07発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022515582

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内容説明

捜査一課から左遷され、閑職に甘んじる雲母は、あらゆる事件の被害者遺族の復讐を請け負うメンバーの一員だった。彼らは、都内で起きた母子殺人事件を追い、容疑者を追い詰めていくが……。二転三転する犯人像を追う、ノンストップ・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

148
法では裁けぬ悪、晴らせぬ恨み、依頼人の頼みを受け世の悪党どもを様々な形で葬り去るチーム「夜会」。"毒を以て毒を制す"と、悪を許さぬ正義の鉄槌を振るう四人のメンバーは、互いの素性を知らずとも共通の強い意思で結束。人心掌握に長けた人間の恐ろしさ、制御不能な精神状態の危うさ、法が及ばぬ犯罪への歯痒さに満ちた事件の渦中で、正義無くして悪は裁けぬが、その正義が果たして万人にとって正しいのかという曖昧さや矛盾が見え隠れする。完全解決とは言えぬ意味深なラストには続編の予感も。勧善懲悪ものは好きなのでとても面白かった。2018/08/26

Yunemo

115
久々の著者作品。一見ありふれたスキーム、現代版仕置き人の世界、と簡単に位置づけましたが。どっこい福田イズムがあり溢れた作品に仕上がってます。本来なら薄っぺらな勧善懲悪の世界を記せば、それはそれで満足感があるものですが。第一部の補完を第二部で書下ろしでなんて、最初から意図された作品に仕上げたのでしょう。精神医療の内容って結局は不明のままが多過ぎ消化しきれずに。それにしても夜会メンバー4名の内3名が実態を表している中でマクベス夫人だけが謎に包まれたまま、またこの夜会の動機も明かさぬまま本編終了。次はの期待感。2018/09/24

いたろう

78
法で裁けぬ悪をより大きな悪で断罪するチーム〈堕天使たちの夜会〉、略して〈夜会〉。オンラインゲームのアバターを通して役割を決め、それぞれがリアルの世界で情報を集め、行動する、実世界では、会ったこともなく、お互いの本当の姿も本名も知らないまま協力し合うチームという設定が面白い。設定は面白いが、事件の内容は意外と単純、と思ったら、ちゃんとひねりが効いている。種明かしは、若干、眉つばのような気がしないでもないが、面白いから、これはこれであり? このチーム〈夜会〉で続編も、と言いたいところだが、この続きは難しいか。2018/09/03

ゆみねこ

77
ネット上でつながる、法でさばけない悪をこらしめる四人。凄惨な事件を起こした殺人犯、しかし本当の悪は?2018/09/13

うどん

74
きらら!雲母すごい名前!斜め読み気味に読了しました。2018/12/01

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