内容説明
パリに根を下ろして二十余年、毎日の暮らしのなかから見えてきた
素顔の街の魅力さまざま
〈目次より〉
美食は、美徳である/ワインの目覚につきあう/年中無休 チュニジア人の食料品店/包丁を使わないフランスの主婦たち/クリスマスと正月 食卓の舞台裏/私のロイヤル コペンハーゲン/美術館に出かけるぜいたく/伝統の子供服が素敵/黒い服/シャネル――二十世紀の偉大なフランス人/ヴァンドーム広場に五千m2の別荘/ダイアナ妃/額縁のおしゃれ/ガラクタ好き/パリのエレベーター ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろべると
7
20年以上前に出た本だが、当時のパリ、特に著者が住んでいるカルチェ・ラタン界隈の朝市で贔屓の屋台を回るところなどは、生活感が感じられる。美味しい肉を知り尽くした店主と買物客(著者を含む)がいた良き時代が、客の質が落ちたことで肉屋が見切りをつけて市営バスの運転手に転職してしまった顛末が、あとがきで語られる。今でも料理にたっぷり時間とお金を使うマダム(と使用人)はいるだろうが、現代のパリでは共稼ぎでスーパーの冷凍食品などが活躍しているようだ。その意味で本書は、古き良き優雅なパリ生活を伝えるものとも言える。2022/05/13
オペラ座のカニ人
1
パリの話。沢山あって興味深く面白かったが、20年もの前に書かれており、今はどうなのか、最新情報が知りたくなります。2023/06/24
にゃおりん
0
再読だけど。2015/06/26
eriskkom
0
フランス留学のきっかけになった本。