内容説明
およそ二人に一人が“がん”に罹患するといわれる日本。入院から通院へ治療の中心が移るなか、病院で長い時間を過ごすことが多かった患者も、これまで以上に社会へ適応することが求められています。16年に可決した「がん対策基本法改正案」でも、がん患者の就労は「事業主の責務」として明記され、受け入れる側にも対応が迫られました。一方でキャンサー・ソリューションズ代表の桜井さんは、自身の罹患経験から、がんでも働きやすい社会の確立を目指し、活動を続けてきました。そこで桜井さんにお願いして、患者を取り巻く最新事情や、コミュニケーションについてのノウハウをこの一冊に集約。友人や同僚、家族から「がんになった」と聞いて、私たちはどう答える? 自治体や国が、病と闘う社会人のバックアップへ注力を始めた今、職場はそれにどう応える? 家庭に学校、会社はもちろん、社会全体で新しいコミュニケーションが必要とされる今、変えるべきはきっと「意識」です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月と星
4
★★★患者力を高める。がんを知る。2018/11/20
memeta
1
がんになったとき、あるいは今はがんでなくても読むべき1冊。日本人の半分がガンになるといわれている。自分自身、家族、友人、会社の同僚、だれがいつ、なってもおかしくない。その時、どうするのがいいか、がわかりやすく、患者目線で書かれている。すべての会社に1冊置いた方がいい。2021/12/05
yuka
1
◆◆◆父のガン闘病に携わった経験と著書より感じたことは、“がん”を患っている人と関わる時大切な事は、特別視しないで、《これまでと変わらず接すること》。★両立支援のための資料として再読する。 2018/08/29
じんちゃん1196
1
「がん」という病気を宣告されたときに、この本が手元にあるかないかで戦いの一歩が違う。多くの人に読んでほしい。2018/04/08
立川談風
0
周囲への伝え方が参考になった。2021/09/15