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内容説明
今日、多くの方が将来のお金に対する不安を感じています。不安を感じつつも、どうしてよいかわからないという方も多いものです。しかし、将来の自分は今の自分が支えるより仕方がありません。
投資は、できるだけ早く、できるだけたくさん儲けようとするから難しいのです。少しずつ時間をかけて資産を育てていけば、とても簡単なものです。
人生を通じての資産運用を始めるのは、そんなに難しいことではありません。本当に難しいのはそれを続けることです。そして、続けなければ効果が出てきません。
長期的に資産を形成していくための「装置」を作り、それを点検しつつ「管理」していく。長い期間にわたって資産運用を続けていると、その道中にはいろいろな誘惑が登場します。しかし、それらに惑わされないで、ひたすら合理的なことを続けるのが大切です。「惑わされない」ことが資産運用の成功のカギです。
個人投資家を惑わす大きな要因は4つあります。それらは「情報」「相場」「商品」、そして、「自分」です。これらに惑わされず、投資を成功に導くにはどうすればよいのか。個人投資家に絶大な信頼を寄せられる資産運用のプロ4人が集い、4つのテーマから実践的にアドバイスします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライアン
19
著者の4名の方とは面識があり、安心して読めた。いろいろ良いことを書かれていてためになりました。「惑わされないこと」「仕組みづくり」が大事だということですね。ラストにあった「将来の自分は今の自分が支える」は名言ですね。凄くしっくりきました。だからこそ今をしっかりと行きたいと思いました、投資に限らずね。ー2017/05/31
さんちゃ
7
すでに投資を始めている人にも、これから投資をする人にも良い本。4人の対談も面白かった。「自由な人生を生き抜くため、溢れかえる情報を自分の基準で、自分の判断で取捨選択する。→人の言う事に惑わされず、また自分にも惑わされないように、仕組み化、ルール化する事が重要」肝に銘じたいと思います。2017/08/02
ほじゅどー
6
★★★★投資初心者は「できるだけたくさん、できるだけ速く、できるだけ安全に儲けたい」しかし、投資というものは「そこそこの利益を、長い時間をかけて、リスクを取った見返りに与えてもらえるもの」これが現実。両者にはギャップがある。初心者は「投資は危険だからできるだけ短期に売買するほうが安全」と考えるが、短期投資はカジノと同じ投機への道。2024/09/16
ちくわ
5
「たくさん、早く、安全に」儲ける方法は無い。投資の本質は「そこそこの利益を、長い時間かけて、リスクを取って」得られるもの。つまり分散と長期が鉄則なのである。もっと言うと、自分が今どれくらい資産を持っていて(B/S)、日々どれくらいお金を使って(P/L)、将来どのくらいお金が要るのか(ファイナンス)。それを日常的に捉えている会計的素養が無ければ、投資の方針が作れないのである。日々の相場に心を乱されがちな方には必読である。(☆3)2018/03/25
チョビ
5
他の章は「相場に一喜一憂するな」の異口同音。それだけみなさん焦るんだな、と。となると株より積立投信をお勧めしているのはなんとなくわかる気が。実践面をとりあえずでしたら、3章をはお勧めです。NISAやるなら積立かなあ、と思った次第-_-b。インデックスファンドだけではなく、アクティブファンドを買う際の心構えもありました。これだけまとまっているのは珍しいのでは?2017/12/15