内容説明
絶体絶命であるはずの異端審問を逆手に取り、敵対する三大公が一人、エルヴィスを失脚させた奴隷商人タクミ。同時に女神の代行者としての地位も得た彼は、十五年前の女王陛下殺害事件の真相を明らかにし、《鈴蘭》の首領であるミルトこそが殺された女王の実子だと断言する。そして戸惑うミルトに神王国家リヒテルトを女王として治めて欲しいと頼むが――「はい、質問ですっ！ 女王と奴隷は兼任できますかっ！」奴隷美少女たちと突き進む異世界転生ニューゲーム、最高潮へ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
4
ミルトの出自と事件の真実が明かされる中、世界に喧嘩を売る中でエルヴィスが再び動く今巻。―――舞台はここに整った、さぁ、ゲームを始めよう。今までの全てはオードブル、メインの前の只の余興。そう言わんばかりに、タクミが今巻も襲い来る敵を事前の準備で打ち倒す中、一国を掴み世界各国に喧嘩を売る今巻。今までは一国のみが彼に振り回されていた、その規模が世界にまで広がり世界が新たな段階へと進む、前巻にも増して度肝を抜く爽快感があると共に今後の展開に期待が膨らむ巻である。始まる遊戯の続きとは。 次巻も須らく期待である。2018/07/08
ろんてくん
1
ミルトの女王就任とエルヴィス改めエドガルドの件の解決．遂にタクミの戦闘方法が明らかになったね．ミルトはフィリアを降ろしてエドガルドを説得，シグルドはクノンにやられ，さらにタクミにもやられて，一気に二度の敗北．でもって，ミルトの女王就任で来ていた他国からの招待客にリヒテルト王国の「力」を見せ付けて，「ゲーム」による戦争を受け入れざるを得ない状況に．次からは世界制覇に向けて「ゲーム」をこなしていくのかな．2018/08/04
尚侍
1
面白かったんですが、世界観が広がったことでキャラが増えてしまい、それでなくても把握しきれていないキャラがいるところにさらに上乗せされてしまったので、正直主人公以外誰が誰だかわからないまま読んでいました。それでも話は面白かったので普通に最後まで読めたのですが、次の巻であらすじとキャラ紹介がなかったらさすがに思い出せないと思うので、次を読むかどうかはそれがあるかどうかで判断しようと思います。2018/07/14
