内容説明
3000万PVの異世界グルメの新境地。読めば食べたくなる。そして作りたくなる。食の可能性が迸る!
料理人志望の青年・東朱里が異世界にトリップしたところから物語は始まる。
朱里を拾ったのは、傭兵団の団長、ガングレイブ。
雑用として傭兵団に身を寄せる朱里は、徐々に料理の腕を振るうことで自らの存在価値を高めていく。
傭兵団の各隊長たちは一癖も二癖もある人物揃いだったが、朱里は料理を通じて彼らと心を通じ合わせていった。
発明を手伝い、剣の悩みを聞き、恋の後押しをする……。
少しずつ、朱里は傭兵団の仲間たちに認められていく。
しかし、朱里はまだ知らない。
自分自身が英雄として語られる存在になることを。
川井 昂(カワイコウ):広島県在住。本作にてデビュー。
四季 童子(シキドウジ):『異世界迷宮でハーレムを』(ヒーロー文庫)、『フルメタル・パニック!』、『セブン=フォートレス』、『モンスターコレクション』などのイラストレーションで知られる人気イラストレーター。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
54
異世界に召喚されてしまったシュリは傭兵団に拾われ、料理人として働く事になるが、傭兵団の面々は様々な悩みを抱えており、シュリは自慢の料理を振る舞いながら、彼らの手助けをする事になり…。料理が得意な者がおらず、美味くもない食事が続く生活にウンザリしていた傭兵団の人々の胃袋を掴んでいくシュリの料理が美味しそうでした。クリームシチューにがっつく団長や、ハンバーグの虜になり、シュリに何度もねだるリルが良い。団長に「肉を使い過ぎだ!」と怒られてもねだり続けたり、疲労困憊なのに発明品を紹介する際には復活するリルが可愛い2017/01/04
こも 零細企業営業
39
最初、同じ話を別視点で再度読むから印刷が失敗してるのかと思って目次を見たら間違ってない。コレはアレだ。キャラクターを掘り下げてるんだと思いながら読み続け、最初の主人公視点と別キャラ視点は後半だけを読めば良いのかと思ってしまった。 悪くはない。2020/01/12
近藤
31
メシテロ度は低い感じ。話の筋は悪くないけど、同じ話を語り手を代えて二度繰り返すのはよっぽどの技量がないと難しいことなので、もうちょっと原稿を煮詰めたほうが良かったのではと思う。同じ台詞を何度も読まされるのは正直きつい。2016/11/04
dorimusi
25
うーん。まぁまぁおもしろいんだけど……主人公の口調何とかならんもんか。 あと、一人ずつ視点を入れ替えて大したことない馴れ初めを語って、最後は老後の活躍までを日本昔話風というかエピローグ風に締めるってのは全員やるんだろうか。 他のなろうでもみた書き方だけど、登場キャラ全員に順番にやっていくのは初めて。 2巻まで買ってるし読むけど、2巻も一緒ならそこで終わりになりそう・・・・2023/06/07
ナカショー
23
異世界にとばされた料理人志望の青年が傭兵団に拾われ料理番をする話。青年が料理で傭兵団達の悩みを解決していく過程を主人公サイドと傭兵団メンバーサイドで楽しめて新鮮で面白かったです。拾われた傭兵団のメンバーが皆いい人たちばかりでストレスなく読めたのも良かったです。次巻も楽しみです。2017/07/05