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内容説明
一通の手紙が歴史を動かす! 教科書では学べない愛憎と欲望の物語。メールや電話など通信手段が多岐に渡る現代と違い、昔は誰かに用件を伝えるためには、直接会うか、手紙を送るしかなかった。だからこそ歴史上の重要な出来事を語る上で、手紙は不可欠なのである。聖徳太子はなぜ無礼な国書を出したのか? どうして足利尊氏は大勝利の直後に苦悩の願文を書いたのか? 信長からねねへの手紙からわかる織田信長が天下人になれた理由とは? 勝海舟の手紙はどのようにして江戸開城の決定打となったのか? 日本史の有名人が書状に込めた思いを推しはかると共に、その背景を探ることで史実の裏側を読み解く井沢流「新しい日本史講義」。暗記だらけの勉強では絶対に学べない、彼らの熱い息遣いを感じられる一冊。『歴史if物語』を改題し、再編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
14
前半が手紙を題材にした時代解説。後半が「if」に基づく時代解決。井沢本にしては珍しい構成、手紙だけじゃ足りなかったか(苦笑)手紙パートは一つ一つが非常に短く短編集感覚で読み進められるので、井沢本初めてという方や歴史苦手という方にオススメ(それでいて結構おもしろい)。後半の「if」話は、「if」要素を膨らませるわけでもなく、史実をツッコむわけでもない、井沢さんにしては珍しく“置きにいった”印象。歴史本としては普通に読めるけど(笑)2017/06/01
getsuki
10
一枚の書状の中には当時を知る手掛かりがいくつも残されている。それを読み解く第一章とifの歴史を探る第二章から成る一冊。いつもの井沢節を楽しみつつ、書状から読み取れる人間像もまた興味深い。2017/03/07
えばた
0
井沢さんって説得力があるんですよねー。2017/04/02