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内容説明
「才能はなかった」と振り返り、度重なるケガに襲われた現役時代。また、スポーツキャスターとして一流選手等への取材で知った「弱さ」や「失敗」を飛躍のチャンスに変える「自分の使い方」。 選手たちは光り輝いて見えるかもしれません。しかし、みんな苦しんでいます。葛藤しています。大事なのは弱さから「逃げない」こと。 自らの居場所で、いまの自分を超えようと挑戦を続けるすべての人にエールを送る、魂の1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
75
世界クラスのアスリートは逆境をも味方につける。私のような平凡な一般人でもできることはある。ネガティブに物事を考えない、自己評価を高める、毎日コツコツと努力を重ねる……読んでいたときは高揚していたけれど、こうやってまとめるとなかなか困難なことに思えてきた。まあできるだけ前向きに生きていきたい。弱さを全く持っていない人間などいないのだから。2018/07/18
ばりぼー
29
平昌オリンピックのスピードスケート女子500mで金メダルに輝いた小平奈緒選手は、オランダ留学中に「勝つためには相手を殺すくらいの闘争心を持て」と言われても、「そこまで闘争心をむき出しにするのは、自分の性格には向いていない」とわかり、闘争心は相手に向けるのではなく自分にだけ向けること、つまり「自分に克つ」ことに専念したという。オランダから多くの技術を学んだが、奈緒さんの心は「和」。日本独特の古武術なども自分の意思で学び、自分に本当に必要なものは何かを知り、自立心を養ったことが、彼女をさらに強くしたのだ。2018/08/26
なかしー
27
前読んだ自叙伝本と重複してる所あり、後はオリンピック出場者やアスリートを取材したことをまとめた感じ。2019/04/21
踊る猫
18
なかなか難しい本だ。松岡修造氏が己の「弱さ」を開陳した本というより(つまり堀江貴文『ゼロ』的本というより)、スポーツ界の第一線で活躍し続ける人々がどう「弱さ」と向き合っているかをクレヴァーに分析している本で、薄っぺらな自己啓発本ではない。逆に考えればシンプルに腑に落ちるメッセージというかキャッチフレーズがないので、こちらをストンと動かす本ではないのかもしれない。でも、松岡修造が「みんな頑張っている」ことを認めた上で「(もっと)頑張れ」という言葉を使う頭脳派であることを知られたのは収穫だった。意外と読書家!2018/08/09
Lesta01
7
日本一の熱血漢の本。 その中で…【「Why(なぜ)」ばかり考えていたって、何もよくならない。ここから抜け出すための「How(どうやって)」を考えなきゃならない。】 競技者として、指導者として、こういう捉え方って良いなと思った。 いつまでも「なぜ」じゃなく、前向きに「どうやって」…。 早速、実践していこう。 2018/12/27