内容説明
15歳の柳月神奈は、早逝した父から死者の未練を解消する成仏屋を引き継ぎ、柳屋と名乗って妖の助手、絢緒と陣郎の二人と共に仕事をしている。
今回の依頼は殺害された高校生・小坂威吹の成仏の手伝いだが、本人にはその時の記憶がなく、犯人もいまだに捕まっていない。
小坂に身に覚えがあるか尋ねると、『呪いの絵馬』を掛けたせいだと言い出す。
そこで呪いを叶えてくれるという神社を調べると、小坂自身も呪いの絵馬を掛けられていたことが分かり――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へへろ~本舗
8
見鬼の神奈、神奈を溺愛する腹黒ドSの助手その1と大食い脳筋の助手その2。この三人のパーソナリティだけ読めば面白いけど…。うーん、なんかのれなかった。苦手なうざいタイプが複数出てきてからかな?2018/06/15
紅羽
5
久しぶりに再読。成仏屋を継いだ少女、神奈が呪いの絵馬を掛けた事によるオカルト事件を追うオカルトミステリ作品。一番怖いのは死者の幽霊ではなく、生きている人間ですね。続編がないのが惜しいです。2023/07/10
紅羽
5
父親から受け継いだ死者の未練を解消する成仏屋で15歳の少女、柳月神奈が妖の助手二人と様々な事件を解決していく作品。ライトミステリのつもりで読んでいたら、結構重めのストーリーで、人間の裏側に潜む悪意が怖かったです。2021/08/11
椿櫂
4
友人の本。ドSな龍と食欲バカな黒獅子のコンビが良かったです!神無ちゃんも、中性的な感じがして良いキャラでした。是非続いて欲しい!2018/06/17
bvbo
1
初読み作家さん。15歳の神奈は早逝した父から死者の未練を解消する成仏屋を引き継ぎ、妖の二人と共に仕事をしている…呪いよりも人間が一番怖い、みたいな感じ。助手達とのやり取りはいいな。続きを読みたいような。 2019/03/31