感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
7
「蜜柑色の灯台に/翼に雲をはさんだ二枚のかもめ/なんだかとても どうでもいい/と思う」(「蜜」) 言葉から言葉、行から行、連から連と、意味を引きずらず飛躍に飛躍を重ねて軽やかに進む詩は、それが詩的冗談であることに一切を賭けられている。北園克衛や西脇順三郎の影響が如実に読み取れるとはいえ、もっと言葉に対する肉体的な感覚で書かれているようだ。深刻ぶった身振りのない、時には文法さえかわす陽性のポエジーが心地よい。2015/01/08
お茶
4
僕は藤富保男のサイン本を持っている、へっへっへ。という話は措いておいて、初めの頃の短い詩が好きだ。どういうメカニズムなのか知らんが、人を笑わせてしまう、そういう、ちょっと他人には出来ない詩を書ける人なんだと思う。格好つけた所が無いのが良い、だからといってダサい訳じゃない(長い詩はちょっとダサいような気もする)、ギャグじゃないんだよ、ギャグの笑じゃない「面白いし、笑える」なんだよ。説明するのが難しい。ユーモアというのかもしれない。ユーモアという言葉自体が野暮で死語みたいな気もするが、ユーモアとしか言えないな2014/11/27
Auristela
3
この人にとって永遠って方向なんだなぁ、、2016/01/07
わたなべ
1
言葉のリズム、詰まり方、意図的な誤変換、擬音化とかの使い方が面白い。自論でのべている言語感覚がまたすごくいい、とてもいい。2015/05/07
HiRaNo
0
表皮から狂う2013/12/24