内容説明
東京・表参道の『大坊珈琲店』と福岡・赤坂の『珈琲美美(びみ)』――国内外で尊敬を集める、同い年で親友のふたり。この東西両雄の対談を「再現」する。豆をどう扱うか。この一杯を淹れる意味は。店には何が必要か? 美術、音楽、訪れるお客さんたち、そして、「生きる」とは。珈琲という共通語でつながるすべての人に贈る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
52
お二人の対談。珈琲を中心に置きながら、その話題のテーマの広さ・深さが素晴らしい。それらが、考え方、価値観、生き様となり、珈琲に現われいる。それが、お二人の表情や、佇まいにも滲み出ていると思う。2021/07/19
おいしゃん
40
2019年1冊目。記録をつけ始めた2013年からは1635冊目。2人の伝説の珈琲店主が珈琲を語る、まさに保存版。とにかく2人が珈琲について、深く深く考えてここまでやってきたのが伝わってくるだけに、2人の珈琲をもう飲むことができないのが残念。2019/01/01
だーぼう
20
酔っ払ってしまって読み終わるのに時間がかかってしまった。コーヒーは酔わないワイン。納得の一冊。ブログに感想を書きました。2018/11/07
ちどり
6
ともにネルドリップにこだわり続けたお二人の対談。森光さんのコーヒーを音楽に例えるお話や産地を訪問するお話に心踊りました。巻末の大坊さんとお客さんとのエピソードも忘れられません。コーヒー好きにとって、至福の一冊。さあ、美味しい一杯を淹れましょう。2020/09/24
Yuko
6
<東京・表参道「大坊珈琲店」と福岡・赤坂「珈琲美美」。「焙煎とネルドリップの名人」ふたりによる、珈琲をめぐる対談を再現。豆の種類から道具、音楽、来し方行く末まで語り尽くす。> 2018年 コロナ禍前に大坊さんのイベントに参加して珈琲☕をいただいたのが随分昔に思える。それから自家焙煎にも挑戦しているがネルには手を出せず。職人であり、探究者であり、哲学者であり、芸術家であるお二人の対談を読むにつけ、ひとつのことを極めることの長い道のりと不断の努力や挑戦に頭がさがる思いだった。 2020/06/20




