山口瞳 電子全集<br> 山口瞳 電子全集21 1981~1982年『草競馬流浪記』

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山口瞳 電子全集
山口瞳 電子全集21 1981~1982年『草競馬流浪記』

  • 著者名:山口瞳【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 特価 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 小学館(2018/06発売)
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内容説明

全国27カ所ある公営競馬場(当時)を踏破した紀行文『草競馬流浪記』を始め、1981~1982年に書かれた108作品収録。

収録作品は、エッセイ「無惨なり!90番」(「オール讀物」1981年1月)から、エッセイ「草競馬流浪記 12―――名古屋土古の砂嵐」(「小説新潮」1982年12月)まで、1981年から1982年に発表された小説、エッセイ等108作品を初出掲載順に収録。

当時の山口瞳は、紀行作家とも言うほど旅続きの時期だった。1979年7月に始まった名コンビ・ドスト氏との『酔いどれ紀行』(連載7、8回目の「酒田、鶴岡、冬支度」、「横浜、一見英国紳士風」を当巻に収録)や、画文紀行「武蔵野写生帖」の連載も続いている。そのような時期に、「旅」(日本交通公社発行)1981年5月号から、全国27カ所にある公営競馬場(当時)を踏破する、『草競馬流浪記』という文字通り前人未到の連載紀行を開始する。

また、1982年5月号から始めた、「新潮45+」(新潮社発行)の将棋対局の自戦記「将棋おちこぼれ教室」は、「奈津ちゃんは成人式の巻」と「泰明君は名人候補の巻」の2つの自戦記を書いたあと、「われ敗れたり―――将棋界引退の弁」を書き、体調の都合によって、この企画を突然、中止してしまう。
この2年間に発表された小説は短篇ばかりの7篇。1983年に発表される書き下ろし小説『家族』(『血族』の続篇ともいえる作品)の構造を練っていたのかもしれない。

付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録「草臥山房通信」(21)を寄稿。

 

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