内容説明
なぜ明治維新政府は、世紀の反逆者を「大西郷」に祭り上げたのか? 西南戦争の秘められた真相は? 長州と組んで幕府を倒し、長州政権に抗して死した男の本当の姿が明らかになる。薩長史観の過ちを正し、偽りの歴史に終止符を打つ話題沸騰の維新論、迫真の第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやけん
30
★★☆☆☆西郷どんの放送中の今でしょと思い読みましたが、明治維新はグランドデザイン無きクーデターとなかなか辛辣です。確かにテレビでも慶喜とたもとを分かつあたりから違和感を感じていたのは事実。廃仏毀釈による破壊活動は現代から見るととても残念。もちろん維新あっての現在ではあるのだが・・・天皇を玉と呼び政争の材料とする長州。西郷ファンにはおすすめできない。個人的には大河ドラマ終了後に読むのが吉。2018/10/17
とも
22
★★★☆同じ作家の書く同じテーマの続編なので、前作の焼き直し感がある事は否定できない。が、少々題名に反して西郷に対する著述が少なすぎたような気はする。できればこれまでにあったような、もう少し強行に突っ込んでほしかったかと。2021/03/07
スプリント
13
西郷隆盛は倒幕で燃え尽きてしまったのではないですかね。もしくは新政府の構想や政策をもともと持っていなかったか。2018/09/29
Mark X Japan
5
西郷隆盛に限らず,明治維新の中心人物を検証しています。思いのほか,行き当たりばったりや適当なことが多かったようです。明治六年の政変などは,権謀術数が絡み合い何がどうなっているのかもよく分かりません。いろいろと考えさせられた三部作でした。☆:3.52018/08/20
じゃますけ2
3
西郷隆盛に関する書と思いきや、幕末からの多くの群像をとらえ直した書となっている。西郷隆盛が美化されていることへの反論として、いくつかのエピソードを書いてみえる。 これまで読んできた書も含めて、西郷隆盛はどういう人物だったのか、ある面で大変捉えにくい。 全く個人的思いだが、下野してから西南の役に向かっていく西郷隆盛は”諦念”という意識はなかったのだろうか。2019/08/14
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