講談社現代新書<br> ぼくも算数が苦手だった

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講談社現代新書
ぼくも算数が苦手だった

  • 著者名:芳沢光雄【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062879460

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内容説明

最近では計算スピードに重点を置いた算数教育が行われることも多いが、そうした機械的な問題の解き方しか習っていない人は数学的な思考法が備わっていないために、レベルが高くなってくると必ずどこかでつまづいてしまう。全体を1とする意味や、0の概念、素数、面積の導入法、グラフを書く意味など数学の基本的な考え方、数学が得意になるためのエッセンスを、著者の幼い頃のエピソードとともに紹介。

目次

第1部 「数と計算」のつまずき
第2部 「図形」のつまずき
第3部 「文章題・論理力」のつまずき
第4部 「数学上手」への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

27
数学・数学教育の教授である著者が学生時代のエピソードを紹介しながら算数の考え方を解説する一冊。算数(初歩の数学)のため、「ようやく分かった」という感動はないが、あまり深くも考えずに覚え、使っていたことについて考えを整理できて面白かった。特に図形は安直に公式を覚えて当てはめていただけなのであらためて解説されると曖昧にしていたことが分かった。グラフの使い分けは当時はどう考えていたか分からないが、大学以降はよく使うことになったため使い分けの重要さを復習したようなかたちになった。2024/01/28

marcy

15
一気に読み切った。算数と数学は、前者が小学校で、後者が中学以降で扱われることもあり、特に前者の意義については賛否が分かれる場合がある。著者は算数を決して否定することなく、苦手だった子供が数学者になるまでの好奇心のふくらみを丁寧に振り返りつつ、節目節目にであった配慮ある大人たち〜父母や中学の数学教師ら〜の言葉を反芻する。根本を理解すれば応用が可能なこと、それにはたっぷり時間をかけて試行錯誤して、たくさん書いてみて検証する必要があることを様々な角度から解説する。急がば回れこそ,数と付き合う王道だと確信した。2023/05/20

浜渡浩満

5
僕は算数や数学が他のどの科目よりも苦手なので、克服するための足がかりとなることを期待して読んでみました。著者も強調していましたが、「プロセスを大切に」という考え方はあらゆる分野で応用できるものであって、論理的思考力を養う上でも必要となる概念であると感じました。そして、「書くこと」の教育を充実するべきであるという主張も印象的で、自分が大学入試を経て表出した疑問が明らかになった気がします。論理的思考力こそが真の意味での学力であると認識できたので、これからはそれを伸ばすことに重点を置いて学んでいきたいです。2011/06/04

訪問者

3
実は苦手なまま今日まで生き延びたのではあったが。2021/09/07

まーや

3
凄くわかりやすかった。この人に算数教えてもらっていたら得意になれたかもしれないなーと思った。算数、数学に限らずプロセスを大切にすることが重要だと思った。それに今資格の勉強をしているけれどその問題文もしっかり読まないとなぁ…と思いました2012/05/10

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