内容説明
最愛の家族が認知症になったとき、あなたはどうしますか? 55歳という若さでアルツハイマー病と診断された妻。次第に夫を見分けられなくなっていく妻に注ぎ続ける無償の愛情。認知症患者とその家族が直面する様々な問題と介護の悲喜劇を、時に哀しく時に優しく、ほのかにユーモアを交えながら伝える赤裸々ドキュメント。
目次
はじめに
第1章 正子との結婚
第2章 アルツハイマー病と診断される
第3章 介護・介助の実態
第4章 妻のアルツハイマー病を公表する
第5章 愛情という名の「変換キー」――ダメ三原則を体得する
第6章 介護保険を利用する
第7章 選挙戦とケアの狭間で
第8章 行政と連携 家族会の設立
第9章 講演会とメディアでの活動
第10章 人間の尊厳に挑戦
あとがき