内容説明
著者はみずから手を動かし、創作活動を行なっている木工作家。作り手としての経験に裏打ちされた文章で、生活工芸――私たちの暮らしによりそう器について考えています。生活工芸の持つ性質や特徴を9つのキーワードで論考、ときには他の作家たちに取材・対談し、生活工芸の輪郭を浮き彫りにする一冊。現在のうつわブームの底に流れる作家たちの想いをすくいとります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
50
山法師、エゴノキ、沙羅、はかなく美しい日本庭園にかこまれた生活。こうしてたくさんの自然の恵みをうけて素敵な作品が生まれてるんだなぁ、って思った。工芸作品を見るときに私は普通と違う部分を探そうとしてたのに気づいてはっとしました。「普通」には奥行きや幅の広さがあるのかぁ。毎日の生活に寄り添う工芸の親密性=すぐそばの工芸。ふむふむ「思い出を封じこめた写真アルバムのように」が印象に残りました。手に触れる感触、ー素材。対談からは他の作家さんにも興味を持ちました。ハタノさんの「嘘をつかない感触」にドキッとしました。 2018/07/06
ようこ
1
これはサラッとは読めない。少し読み進めて、本を閉じて、記憶や想像をめぐらして、いつまでも浸れる本。人生のバイブルになる予感。ピアノと通じるところがたくさんあります。2022/07/17
doji
1
仰ぎ見るものではなく、生活の中での工芸について考える中で、より質感や身体性といった抽象化が起こり、それがいつしかアートにもつながっていく。工芸とアートの関係を語るときに、権威としての美術をどう解体するか、ということが語られていると思うけれど、ボトムアップからあらためて工芸を生活の視点で捉える率直な三谷さんの視点がとてもよかった。他の工芸家との対談も違いで共鳴がおもしろい。2022/02/19
kuu
1
生活工芸について知りたくて読んだ本。何度も読み返したい。2018/06/29
ジュースの素
0
三谷さんの工芸、暮らしなどに対する考察が的確で素晴らしい。言葉の選び方も。 さすがに良い作品を産み出される方だと思う。 店で手に取る時と。購入して自宅で使う時の微妙な感じのズレも指摘されている。 確かにそれはあるなぁ。2026/03/08
-
- 電子書籍
- おじさまと猫 12巻 ガンガンコミック…
-
- 電子書籍
- 転生貴族の異世界冒険録【分冊版】(49…




