電撃文庫<br> 蒼穹の騎兵グリムロックス ~昨日の敵は今日も敵~

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電撃文庫
蒼穹の騎兵グリムロックス ~昨日の敵は今日も敵~

  • ISBN:9784048938273

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内容説明

大翼鳥に乗って戦う“王禽騎兵”が戦場の花形とされる時代。多くの優秀な騎兵たちが鎬を削る中、風よりも速く、竜よりも力強く、誰よりも蒼空を華麗に舞う少年と少女がいた。
 ジュスト共和国が擁する第五七王禽騎兵隊の隊長、ラゼル。ガサツで好戦的ながら、どこか憎めない真っ直ぐな少年。
 アンケルニア帝国が誇る白銀乙女騎士団の隊長、ミスラ。気さくで面倒見もいいが、ひときわ負けん気が強い少女。
 背負う国家も、生まれ持った性格も、まったく異なる二人が、譲れない信念をぶつけ合いながら戦う、爽快かつ痛快なスカイバトル・ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシナーたかはし

13
タイトルに惹かれて購入、懐かしき「ドラゴンランス戦記」の派生。ガルラどっからどう見てもチョ〇ボwガルラの世話や騎乗の描写が細かくて良かったのに、女の子の制服が、乗馬用ズボンではなくミニスカなのが残念な所。主人公達より、彼らを見守り胃を痛めているバインツとメリーエ、副官のモリシュとマリーが何故か一番好き。2018/06/23

真白優樹

8
戦場での花形が大翼鳥と共に舞う騎兵の世界で、宿敵同士である子供達が融和の為の学校で出会い始まる物語。―――負けられないから全部分かる、だから舞える同じ空。まるで某ルパンと銭形のように認め合い、時に協力し、競い合う2人。そんな彼等がかけがえのない仲間達と共に空を舞うこの物語。これはまごう事なき空戦オペラであり、競い合う子供達の熱き血潮が迸る、その様に否応なしに心に火が灯り燃え上る、そんな最高の熱さと文句なしの爽快感が楽しめる物語である。是非とも万人に読まれ長続きしてほしい。 期待を込めて次巻も楽しみである。2018/06/09

HANA

7
敵国同士の人たちが和解の象徴として同じ学園に通う話。ぶつかりかたもなんか色々あるけれどそこまで陰険なものがなく。なんだかんださわやかな内容で読んだ後の感じが良い。これは面白かった。2018/08/15

nawade

6
★★★☆☆ 長年戦争を続けた敵国同士が和解のために設立した学校で宿敵同士が相も変わらず火花を散らすスカイバトル・ファンタジー。作者が馬鹿馬鹿しくも可愛げのあるカップルを描くことを目標にして書き上げただけに、下らない諍いや嫌がらせ満載だが、それを実行している若者たちや呆れながら指導する教官達をビビットに描けている。特に脳筋熱血系主人公とヒロインを支える苦労性な副官二人には大きな共感を覚えた。二人共幸せになってね。普段はミスラをライバル視しているセレスが舞い上がる姿はギャップもあって可愛かった。2018/06/10

リク@ぼっち党員

4
いがみ合うというのは互いを認めているということ。戦争し続けてきた国が和解、その象徴としてつくられた学校に配属された反目する"王禽騎兵"の隊長であるラゼルとミスラ。ツンデレとかじゃなくて普通に仲悪いけど、共に"王禽騎兵"としてのプライドと尊重はあったのがよかった。周りもかなりぶっ飛んでるというかハルやべえって感じの共和国と下克上上等な帝国で、副官の苦労がうかがえる。そりゃお互いにシンパシー感じて仲良くもなるさ。2018/06/13

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