スターツ出版文庫<br> ちっぽけな世界の片隅で。

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スターツ出版文庫
ちっぽけな世界の片隅で。

  • 著者名:高倉かな
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • スターツ出版(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784813704485

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内容説明

見た目も成績も普通の中学2年生・八子は、恋愛話ばかりの友達も、いじめがあるクラスも、理解のないお母さんも嫌い。なにより、周りに合わせて愛想笑いしかできない自分が大嫌いで、毎日を息苦しく感じていた。しかし、偶然隣のクラスの田岡が、いじめられている同級生を助ける姿を見てから、八子の中でなにかが変わり始める。悩んでもがいて…そうして最後に見つけたものとは? 小さな世界で懸命に戦う姿に、あたたかい涙があふれる――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しお

12
学校、友達、家庭。そんな忙しさの中に埋もれて自分の殻にこもってしまうと、自分で世界を狭めていることにすら気づけなくなってしまう。想うことで、初めて想われていることに気づくことができる。世界を広げることができる。ゆっくりで良い。立ち止まったっていい。「好き」を見つけていこう。探しに行こう。2019/01/01

飲も飲も

5
学校というちっぽけな世界。学校・友達・イジメ・家庭。素敵な広い世界でありますように。2021/07/30

Nori

4
ちっぽけな世界の片隅の話なんだけど、それは当人たちにとっては無茶苦茶大きくて世界の全てなんだよなーと思ったり多物語でした。2022/09/19

りるぷん

4
ページ数は少ないがズッシリきた1冊。主人公三橋八子の悩み、学校、友達、イジメ、家庭と中学生の視点からリアルに描かれていた。周りが気になり神経質になって1番ピリピリするような時期だからこその悩み。大人になると忘れてしまうけど、この時期はチョットの事でも過剰になったなーと思い返してしまった。物語の憂鬱な展開も少しずつだけど前進していくる主人公はもどかしいけど応援したくなる。残念ながら今の自分では感動とかはできなかったが、ピンポイントで自分がこの時代に読んでいたらもっと違う感想になったかもしれない。2018/05/14

Teruaki Kasajima

3
主人公が中学生で読み始めは少し失敗したかなぁ…と思いつつ読み進めた。しかし途中からはすっかりストーリーに引き込まれていってしまった。 自分は若い頃逃げてばっかりだった。楽な方へ楽な方へと選択を続けた。もっと真剣になるべきだった。弱い自分が情けない。そして…悔しい。 歳を重ねた今だからわかることもいろいろある。どうか著者の想いが一人でも多くの若者に届きますように… 2018/05/20

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