角川新書<br> 愛の論理学

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角川新書
愛の論理学

  • 著者名:高橋昌一郎【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • KADOKAWA(2018/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040822129

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内容説明

身近で誰でも知っている概念――「愛」。しかし、実際にその意味を明らかにしようとすると様々な学問分野からアプローチをしても難しい。バーに訪れる常連客達の会話に聞き耳を立てる形で構成、楽しんで読める1冊。


第一夜 「隣人愛」と「遺伝子」〈宗教学的アプローチ〉

第二夜 「服従愛」と「名誉殺人」〈文化人類学アプローチ〉

第三夜 「動物愛」と「子猫殺し」〈芸術学的アプローチ〉 

第四夜 「異性愛」と「化学物質」〈心理学的アプローチ〉

第五夜 「同性愛」と「同性婚」〈社会学的アプローチ〉

第六夜 「平等愛」と「新生児救命」〈医学的アプローチ〉

第七夜 「人類愛」と「宇宙」〈哲学的アプローチ〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

10
「純粋な愛は、情動的というよりも意志的である。本当に愛する人は、愛する決意に基づいて愛する」(スコット・ペック)──少なくとも、夫婦生活が惚れた腫れたで乗り切れるものではないことは間違いない。しかし第6章にある、生まれてきた子どもが口唇口蓋裂だと知った両親が、手術を拒否して子どもを餓死させてしまったという話は、参考文献が挙がってるから実話なんだろうが、何とも言い難い。新生児QOLに関しては、個人的にも妻の妊娠時に出生前診断(一部から優生学との批判もある)を受けたので、他人事ではなく真剣に考えたことはある。2021/04/11

ナオ

7
"愛"とは何なのか。 身近な言葉でもあり、同時に得体の知れない物凄く遠くにある言葉でもあるような気がします。 "愛"について様々な学問分野から考える一冊。 一見難しそうだけど、会話形式なので楽しく読めました。 インパクトがあったのは『名誉殺人』のお話。 最後の宇宙のお話はちょっと難しかった、、、2020/12/22

Good Tomorrow

7
身近で誰でも知っている概念「愛」。その意味を明らかにしようと様々な学問分野からアプローチする一冊。バーに訪れる常連客達との会話形式なので読みやすいですが、かなり深い内容。「隣人愛」「服従愛」「動物愛」「異性愛」「同性愛」「平等愛」「人類愛」の7編。「愛」は努力して向き合ってえられるもの。難しく考えても分からない💦 感受性を大切にしたい! 2020/12/08

Xianhua

6
様々な学問からアプローチした「愛」。「愛」という概念が分からなくて答えを探して読み始めた本のはずなのに、結局何もわからないまま読み終えてしまった。たど、この本を通して得たのは、本当の「愛」は誰もが経験できるものではなくて、努力して真摯に向き合って初めて感じることができる素敵なものだということ。2018/12/08

nnnともろー

6
著者得意の?対話形式による様々な「愛」についての分析。面白い!2018/08/29

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