内容説明
この世界には、人間の世界とは別にもう1つの世界がある。バケモノの世界だ。ある日、ひとりぼっちの少年がバケモノの世界に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子となり、九太という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
476
読メのTLで気になっていたこちら、アニメーター出身だという初読み作家さん。非常にビジュアルに訴えかけてきて、元気がもらえる。同じく漫画家の友人が「ネームならいくらでも書けるんだよ、それを漫画にするのがもう面倒」って(笑)小説書き始めたけど、そういうことなんだな。舞台がこの夏も歩いた、古巣の渋谷だったのもうれしい。2019/08/13
yu
152
読了。 人間の世界からふとしたことがきっかけで、異世界(バケモノの世界)に足を踏み入れた少年。熊徹に弟子入りし、九太と名付けられる。熊徹と九太の生活は、いがみ合いながらも、知らず知らずにお互いを成長させる存在でもあり、なくてはならない存在となっていく。 結末はなんとなく見えてしまうけれど、やはり涙なくして読めなかった。 細田さんの映画は見たことないけど、「おおかみこどもの雨と雪」といい、泣かされる。いつか映像でも見て号泣しよ。2016/06/15
優希
110
絆というものを強く感じました。人間の世界からバケモノの世界に迷い込んだ少年が、九太という名を与えられ、熊徹のもとで成長していく様子には疑似親子ならではの関係が見えました。奇妙な師弟関係の2人はぶつかり合いながらも修行を重ねていく様子に、不器用な歩み寄りを感じます。血の繋がりがなくても家族に慣れるんですね。バケモノと人間の間で揺れていた九太が蓮に戻り、人間の世界で生きることを選びますが、バケモノの世界で得た様々な経験はこれからの道で活かされていくことでしょう。映画も見てみたくなりました。面白かったです。2015/09/11
りゅう☆
105
再びあの幻想的な映像が蘇る。内容は映画とほぼ一緒ですね。熊鉄や九太たちに会え、この世界に再び入れたことが嬉しい。熊徹の弟子となった九太。憎まれ口を叩き合う関係だが認め合い、二人の中で大きくなっていったそれぞれの存在。「九太は愛おしい目で熊徹を見つめ、熊徹も誇らしそうに九太を見た」この言葉に胸いっぱい。逞しく成長した九太の決心と感謝の言葉に多々良のようにポロポロ泣けてきた。「あいつの胸の中の足りないものをオレが埋めてやる」という熊徹の思いの深さにも感動。でも映画を観てたからこそ、感動もひとしおだったかも。2016/04/30
扉のこちら側
102
初読。2015年945冊め。作中にメルヴィルの白鯨が出てくるから今年のカドフェスには白鯨もリスト入りしてたのか。先に白鯨を読んでいた良かった。「おおかみこども~」と同じように、人間とヒトではないものの間で揺れ動く心から、自分の道をしっかり決めるところが好ましい。カドフェス2015。2015/08/06
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