角川文庫<br> おおかみこどもの雨と雪

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角川文庫
おおかみこどもの雨と雪

  • 著者名:細田守【著者】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041003237

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内容説明

「好きになった人が、おおかみおとこだった。」大学生の花(はな)は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。いつも襟の伸びた同じTシャツを着ていた彼は無口だけどとても優しい人だった。彼がおおかみおとこだと知ったときも、驚きも自然に受け入れることが出来たのが自分でも不思議だった。彼はおおかみと人との間に生まれ、その血を受け継ぐ最後の存在だった。やがて、花は妊娠する。そして彼との悲しい別れ――。一人になった花はおおかみの血を継ぐ二人の子供、雪と雨を独りで育てることに……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

射手座の天使あきちゃん

352
未だ映画見ていないので自分のイメージ(小説の印象)と比較してみたいです! 自然がいい、周りの人とのふれあいがいい、雪と雨が成長していく姿がいい、そしてなにより花のせつなさ・懸命さがいいです!! (^_^)v2012/09/21

マーム

321
映画封切前の予習。女手一つで子ども二人を育てるのは大変だという見方をするあたりは年齢の為せる業でしょうか。若い年代であれば雪や雨に感情移入するのでしょう。子どもがいつか親元を離れて行ってしまうのは世の常。それはおおかみこどもでも同じです。ただ、その時期が人間よりも少し早かっただけのこと。親子関係、姉弟の心の成長の違い、友達付合い、周囲の人々の温情、自然との接し方等様々な見方ができる作品ですが、如何せん私の乏しい想像力では各シーンの情景が思い通りに浮かんでこなかったので、後は映画館で楽しみたいと思います。2012/07/17

美紀ちゃん

249
胸に込み上げてくるものがある本。泣いた。私はあんなに潔く、しかも突然、花のようには子離れ出来ないかも。良い話だった。2012/07/28

184
映画を先に観ていてとても良かったのと、腑に落ちない点が補完できればと小説版を読んでみた。狼男と恋に落ち、彼の子を二人産んだ花が母親として過ごした日々の過酷さと幸福を軸に、子供たちが巣立っていくまでの親子それぞれの成長を描いた物語。人と人の繋がりの温かさ、地域社会で生きる現実、親子の絆、野生や本能など、多くのテーマを盛り込んでいた。人間の親というのは子に対し、もっと色々してあげたいのだと思ってしまうものなのかもしれないが、かけがえのない想い出と山から聞こえる遠吠えが、今の花を笑顔にしてくれていると信じたい。2013/07/21

た〜

165
オオカミ男を愛した1人の女性、花。そして生まれた二人の子供、雨と雪。オオカミに変身する子供たちを育てるために人目を避けるように引っ越したとある田舎。しかし逆にそこで人とも絆が生まれ、その人たちに支えられながら子育てに奮闘する。やがて子供たちは成長しそれぞれに大切な出会いを迎え、自分の道を歩き出す。人として大切なこと、自然の大切さを考えさせる物語でした。2012/07/17

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